突然のブラウザ異常に恐怖をおぼえる人も多いはず（画像はイメージ）

【こっそりミームを教えます・96】 ネット上で拡散され浸透するミームたち。そこにはネットに関する用語も数多く存在している。今回紹介する「ブラウザクラッシャー」、通称「ブラクラ」はご存知の人も多いはず。ネットを始めたばかりの頃に「ブラクラ」を踏んでしまい、焦った人もいるのではないだろうか。

動作異常にとどまらないタチの悪いブラクラ

ブラクラとは、ネット利用者のブラウザに負荷を加えてクラッシュさせることを目的としたHTMLコードやプログラム、スクリプトのこと。ブラクラへの誘導方法としては、掲示板などに貼付されたURLを踏むと作動することが多いようだ。

ブラクラが仕掛けられたページを開いたりリンクをクリックしてしまうと、突然新しいブラウザウィンドウが無限に開き続けるといった異常をきたす。プログラムの強制終了、もしくはアプリケーションを再起動することで回復するケースが多いが、悪質極まりない嫌がらせと言えるだろう。

またブラクラはブラウザの異常作動だけではない。ひとたびクリックしたリンクの先にはグロテスクな画像や不快感を与える音声など、ターゲットを驚かせたり精神的なダメージを与えるブラクラも存在している。

対策としては、不用意にURLをクリックしないこと、セキュリティソフトをアップデートしておくことなどが挙げられるが、万が一ブラクラを踏んでしまったとしても慌てず対処することが大切だ。

今やネットなしでは生活できない時代になった。ネット初心者の頃にブラクラの被害にあった人も多いはず。安心・安全にインターネットを利用するには利用者一人一人の注意が必要と言えよう。（フリーライター・井原亘）

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