嵐の松本潤が主演するNHK大河ドラマ「どうする家康」の第25回が2日に放送され、家康の長男・信康を演じた細田佳央太の動画インタビューがドラマ公式サイトで公開された。
細田は「作品で自分の役が死ぬのは初めてで、“死”に対する考え方をすごく重く受け止めてしまい、信康の死を僕自身が受け入れられるまでに本当に時間がかかりました」と明かした。
続けて、「戦国時代では、責任を取るために自害するというのは常識の範囲であったし、当たり前だった訳ですが、その時代をぼくは経験していないので、死ぬことに対する苦しさはすごく感じました。できれば、信康に最後まで生き抜いてほしかったです、そのぐらいすてきな子だと思っていたので」と語った。
父・家康(松本)と母・瀬名(有村架純)から学んだことを聞かれると、「間違いなくお世話になったし、ありがとうございますの言葉では伝えきれないほどの感謝の気持ちがあります」とコメント。
「お二人からそれぞれ違うことを学べたのが個人的にはすごく大きかったです。父上は、現場での立ち居振る舞いが勉強になったというのはまず第一ですけれど、やはり視野がすごく広い方ですし、じっくり見て導いてくださる姿勢に一番感動しました。散々甘えてきたので、本当に感謝しかないです。母上は、僕自身がネガティブ思考なので、精神的な面ですごく助けてもらいました」と語った。
また、「お二人だからこそ、僕はバランスよく、伸び伸びできたんだなと改めて思います」と感謝を述べ、「大河を通して、信康という人がいたんだと気付いてくださることが、きっと信康の救いにもなると思いますし、瀬名さんや信康についても、“こういう描き方もあるんだ”と受け入れてもらえたら本当にうれしいです。(信康の最期まで)ご覧くださり、ありがとうございました」と視聴者にメッセージを送った。