美しい夜景写真を撮影するために必要なもの2つ
1. バルブ撮影ができるカメラ
バルブ撮影とは、シャッターボタンを押しているあいだ、ずっとシャッターを開けっ放しにしておける機能です。ISO感度が低くても、長い時間シャッターを開けて光を採り込めば、きちんと画像になります。
デジタル一眼レフカメラか、一部のコンパクトデジタルカメラに備わっている機能です。
手持ちのコンパクトデジタルカメラがバルブ撮影に対応しているか、調べてみてください。これから買う方は、「コンデジ バルブ撮影」などのワードでGoogle検索するといいですよ。(例:価格.comの口コミ [ https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=16279829/ ] )
2. できればレリーズ(シャッターボタンのリモコン)
バルブ撮影時には、シャッターボタンを押す操作だけで手ブレしてしまう可能性があります。
絶対に必要とまでは言えませんが、できればレリーズ(シャッターボタンのリモコン)があったほうが、安定して撮影できます。
自分のカメラにあったものを、ネットで検索して探してみてください。
美しい夜景写真を撮影するたった3つの手順
1. カメラの設定3つ
カメラの設定はシンプルです。
まず、バルブ撮影モードにしてください。私が使っているNikon D7000の場合は、Mモードにして、シャッタースピードをbulb(バルブ)に設定すればOK。
やり方はカメラによって異なるので、手持ちカメラの説明書を参照してください。
次に、ISO感度を100に固定してください。これも操作方法はカメラによって異なります。
最後に、もしf値が指定できる場合は、おおよそf/8以上に設定してください(設定できなければ無視してOK)。ピントが合う範囲を広げ、全体的にくっきり写すためです。
※もし、近距離のオブジェ等にピントを合わせ、背景をボケさせたい場合は、f値を小さくしてください
2. 美しい夜景を見つけたらカメラを置く
上記の3つの設定ができたら、もう撮影準備は完了です。
さっそくイルミネーションが煌めく夜の東京ディズニーシーを散策して、美しい夜景を探してください。まぁ、すぐに見つかりますね。どこもかしこも、撮影したい夜景ばかりだと思います。
通常、夜景を撮影するのには、手ブレを防ぐために三脚を使用します。が、東京ディズニーリゾートでは三脚の持ち込みができません。
そこで、三脚の代わりに、どこかにカメラを置いてください。水平で、安定した場所が理想です。
この点、撮影できるアングルはある程度制限されてしまいますが、こればかりは仕方ないんですよね。手荷物で高さを調整するなど、工夫してみてください。
3. シャッターを好きなだけ開ける
カメラを固定できたら、いざ撮影です。
バルブ撮影なので、シャッターボタンを押しているあいだは、ずっとシャッターが開きっぱなしになります。
どれくらいシャッターを開ければいいのかは、何度か試しに撮影するうちに、おおよそわかってきます。プレビューを見ながら調整してください。