「ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2022」より 撮影:市川唯人

ゾンビをテーマにしたパフォーマンスが集結する『ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2023』が2023年9月3日(日)、CBGKシブゲキ!!(東京都渋谷区)で開催される。

ゾンビフェスは、ゾンビをテーマにした作品を数多く手掛けてきた俳優の入江雅人がホストを務め、2017年にスタート。今年で7年目となるが、入江は「まだ7年なんですね。毎年、舞台袖で出演者のステージを眺めながら『いいフェスだなぁ......』としみじみ思います」と感慨深げ。そして「ずっと続けていきたいですね。ひとまず10年を目指します」とも。

入江が毎年大切に上演してきた一人芝居『帰郷』のほか、ダンス、落語、弾き語りなどと多彩なパフォーマンスが楽しめる。中でも昨年のゾンビフェスにて誕生した、入江とオクイシュージによる2人ユニット「ザ・クズレルズ」は、今回はメンバーが増えて13人で参戦。「世界でも珍しいスローモーションパフォーマンスグループです。綺麗なスローモーションにゾンビを絡めてくだらないことをやりたいと思います」と入江は言う。

そのほかの出演者について、入江は「最初に入手杏奈さんのダンスでフェスの空気を作ってもらって、清水宏さんはスタンダップコメディで会場の熱気を高めてくれています。立川志ら乃さんは、いつも新作のゾンビ落語をかけてもらってます。何本もゾンビのネタを持ってるのは志ら乃さんしかいないのでは」とコメント。

また、「二人ピラニアンズ(ピアニカ前田&塚本 功)は温かい音楽とは裏腹の二人の超絶テクニックに注目して下さい。中村 中さんが歌い出した瞬間に会場の全てを掌握するような様は圧巻で、心震えました。エネルギーをもらったおかげで僕の一人芝居の出来も良くなりました」と語り、「ジャンルは違いますが、皆さん“その道”の達人です」。

ゾンビフェスと謳っているので、改めて入江が気になるゾンビは何かを尋ねると「結局ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』に立ち返ります。あの映画にすべてが詰まっています」(ちなみにこのフェスは、ゾンビが好きな人も苦手な人も楽しめるらしいのでご安心を)。

観客へのメッセージとして「今年は本当に暑かった!だけど9月3日(日)は少しは涼しくなって、帰り道には夏の終わりの切なさも感じられるはず。この夏の良き思い出になるかと思います!ぜひ遊びに来てください!」と入江は話した。

取材・文:五月女菜穂