NHK土曜ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」の試写会が10日、東京都内で行われ、出演者の神木隆之介、岸井ゆきの、小堺一機、南果歩が出席した。
本作は、“スクールロイヤー”として青葉第一中学校にやってきた新人弁護士・田口章太郎(神木)が、法律を武器に学校問題と格闘する中で、教師や生徒と体当たりで向き合い、傷つきながら成長していく学園ヒューマンドラマ。
初めて弁護士役に挑んだ神木は「学校問題に触れるのも初めて。僕は学生時代のんきに暮らしていたけど、実は先生たちは大変な思いをしていたんだと今回、この作品を通じて知ることができました」と語った。
“弁の立つ弁護士”ということで、せりふも大量だったが「僕自身、できることは精いっぱいやったつもり。法律用語が難しくてかんじゃったり、NGを出したりと、ご迷惑をおかけしましたが、僕の中ではできる限りをやり尽くした気持ちです」と胸を張った。
一方、校長を演じた小堺は「間違えるといっても、ドライ(カメラなしのリハーサル)で間違えるだけで、本番では間違えないですから」と神木を絶賛した。
現場では「物まね」がはやっていたそうで、小堺は「神木くんは、(教務主任役の)田辺(誠一)さんの物まねがうまい。あまりにもうまいものだから、途中から僕もライバル視するようになって、せりふを覚える前に、明日自分がやる物まねを考えていたぐらいです」と明かして笑わせた。
弁護士事務所のボスを演じる南は「『天才子役』といわれた頃に映画などでご一緒したので、最初は『隆ちゃんこんなに立派になったんだ~』とおばのような目線で再会したのですが、“やけに弁の立つ神木隆之介”が、この膨大なせりふをよどみなくしゃべり続けて…。あまりに弁が立ちすぎるが故に、ドラマの尺(時間)が足りなくなり、シーンを付け足すことになったぐらいです」と力説した。
岸井は「神木くんからマイナスイオンみたいなのがいっぱい出ていて、穏やかで和気あいあいとした現場でした」と語った。
ドラマはNHK総合で4月21日、午後8時15分から毎週土曜日に放送。