「あいするひと」は英語、中国語など10ヶ国語の対訳字幕入りバージョンがyoutubeで公開されている
――CDが流通してないところでもライブをやってらっしゃるんですね。
幸樹:中国は流通してないです。逆に日本でCDが売っていない外国のアーティストを調べてライブに行くことってありますか? そう考えると本当にすごい話で。
――他に印象的だった地域は?
幸樹:マカオで初めてライブしたヴィジュアル系のアーティストがダウトなんですよ。だからそれはすごく覚えてますね。ライブハウスの施設も整っていないところでやっていたんで。基本ステージが暗くて(笑)。マカオは香港から1時間なんで、香港のファンも来てくれて。
――冒頭でも話が出た中野サンプラザ公演は1月22日にLIVECD『「活劇ブロードウェイ」 ~武者修行ツアー GRAND FINALE@中野サンプラザ~』としてリリースされるわけですが、このライブはどういった手応えを感じてますか?
幸樹:ここまでわかりやすいコンセプトでライブをするのは久しぶりでしたし、楽しい時間はあっという間でしたね。セットリストも新しい曲メインでやったんですけど。それが良くも悪くもだったと思うんですけど、なんか昔の曲ばっかりに頼っていられないなというのが自分たちの中でもあったし。今年が楽しみなライブになりましたね。
「活劇ブロードウェイ」 ~武者修行ツアー GRAND FINALE@中野サンプラザ~」
――昔の曲ばっかりに頼っていられないといっても、どうしても「昔のほうが良かった」っていう人は出てくるじゃないですか。
幸樹:実際はそんな事ないと思うんですが、未完成の勢いもあるし(笑)。でも大きくなるにつれてそういう見られ方をするのは仕方ない部分もあって。なんか浅はかじゃないですか。激しければ攻めてる、ちょっとキャッチーだったら丸くなった…、化粧が薄くなったら守りに入ってる、濃くなったら攻めてるっていうのと一緒で。
でも俺がヴィジュアル系の1ファンだった時期はそう思うこともありましたけど。衣装から私服っぽいものになったりすると、ちょっとテンションが下がるっていうのも凄いわかるんで。その気持はわかるんですけどね。