どんなに年齢を重ねたところで、人はなにかしらの悩みを抱えているものですよね。悩みと聞くと、ついヘビーなことを考えてしまいがちですが、なかには何てことないことだけど、公にはいえない悩みを抱えている人も少なくないのでは?
株式会社サイバーエージェントが10~60代の20,769人に行った「悩み相談」に関する調査に、こんな興味深いデータ結果が寄せられています。なんでも「あなたにはいま悩みがありますか?」と聞いたところ、「ある」と回答した人は全体の約9割。それらの悩みについて、順に多かったのは「仕事・勉強」(26%)、「恋愛・結婚」(18%)、「人間関係」(16%)、「美容・健康」(11%)だったとのこと。
また、「悩みがあるときには誰かに相談しますか?」という問いかけに対して、「相談する」と答えた人は38%。反対に、「相談しない」と答えた人は61%もいることから、意外と悩みを抱えても周囲に相談しない、あるいはできない人が多いのかもしれません。
さらに「いま“リア友”に相談できない悩みはありますか?」という質問には、なんと55%と半数以上の人が「ある」と回答。「過去にあった」と回答した人の22%を含めると、その人数は約8割。どうやらみなさん、身近な友人でさえなかなか話しづらい悩みを抱えているようですね。
イマドキの独身男女がリア友にも相談できない悩みとは?
とはいえ仲のいい友達同士なら言い合える、という人も少なくないはず。筆者が知人に見聞きした話によると、友達だからこそ言えない悩みがあるのだとか。
ではそんなリア友に相談できない悩みとは、一体どんなことなのでしょうか?
「引かれちゃうと思いますが、30過ぎてこれまで誰とも付き合ったことがありません。過去に1度だけ、妹に相談したことがあるんですけど『お姉ちゃん、男に興味ないもんね……』と引かれてしまったので、それから一切人には言わないようにしています。
学生時代から付き合いのある友達も若いうちに結婚してしまったので、恋愛の話しはほとんどせずに30まで来ちゃいました」
そう話すのは、筆者の知人女性O(31歳・製造)さん。ドン引き覚悟で話してくれましたが、彼女のように恋愛をせずに年齢を重ねてしまった人は意外と多いのかも。周りの友人も恋愛に消極的だったり、仕事に夢中になるあまり異性には興味が向かなかった、という男女の話はよく耳にしますよね。
本人がどんな結婚・恋愛を望んでいるのかにもよりますが(たとえば結婚する気はない。もしくは結婚はしたいけど、子どもはいらない。あるいは結婚もしたいし、子どもも欲しいなど)、たとえ遅咲きでも良い縁に巡り合えて結婚する人はいるものです。
もし恋愛経験がないことに負い目を感じるのなら「下ネタが苦手だから、つまらないと思われるみたいで……」「結婚を念頭に付き合うから、重たいっていわれる……」等、アプローチに一工夫加えるだけでも印象はだいぶ変わりそう。いざ好きな人が現れてもドン引きを避けられて、大人の落ち着いた付き合い方ができるかもしれません。