男性も女性も30過ぎると、おのずと結婚を意識するものですよね。親から結婚を急かされたり、身近な同級生が次々と結婚し出して、次第に結婚に対して焦りを感じるようになった……なんて経験、おそらく誰しも心当たりがあるのではないでしょうか。

とはいえ、実際はどんなに慌てたところで突然いい相手が現れるわけでもなく、自分好みのいい出会いがなくて、頭を悩ませている方も多いはず。なかには恋愛よりも仕事優先で、早くも自分は結婚には向いていないと、あえて独身の道を選択している方も少なくないかもしれません。

今回は、そんなイマドキの男女が考える恋愛観と結婚観に関連して、「独り身の方が気楽だ」と感じた瞬間について迫ってみましたので、さっそくご紹介します。

 

婚活ブームのなかで、婚活したことがない方は約6割以上と意外と多め!?

日本法規情報株式会社が行った「多様化する結婚意識に関する意識調査」に、こんな興味深いデータ結果が発表されています。なんでも同調査がとりまとめた厚生労働省のデータによると、平成23年の婚姻件数は66万1899組で、前年の70万214組よりも3万8325組減少にあるのだとか。

また、昨今の婚活ブームに影響して、結婚に関する意識の変化があったかどうかもアンケートを実施。すると、「婚活したことがない」と回答した方はなんと全体の65%。「婚活をしたことがある」と答えた人はわずか14%、という驚きの結果が判明したのです。やはり婚活ブームといえども、いまや結婚は個人の自由という考えが主流になってきているのかもしれませんね。

さらに、独身でいるメリットについても明らかになっており、「自由に生活できる」と回答した方は39%。順に「家族により制約や責任がない」と答えた方は22%、「金銭的に余裕がある」は21%、「自由に友人と交流が持てる」は16%もいることから、もしかしたら結婚願望よりも、自由や責任による制約を気にする男女の方が多いのかもしれません。