「マッチングアプリで知り合った既婚の男性とは、お互いに共通の知人もいないし仕事で絡む可能性も限りなく低いとわかり、ホテルに行きました。

私はその頃仕事のストレスがひどくて現実逃避したい気持ちが強かったのです。相手が既婚者であってもほとんど気にせず体の関係を持ったのは、安易だったと反省しています。

彼との関係は2ヶ月しか続かなくて、別れたのは彼が写真を撮るのをやめてくれなかったからです。

私とはっきりわかるようなレンズの向け方はしないけれど、ホテルで一緒に食べたご飯とか撮るときに、必ず私の一部が写るようにするのが嫌でした。

やめてほしいとお願いしたら『後で思い出したいから』と言って消してくれず、怖くなったので『スマホを向けるならもう会わない』と返したら渋々削除してくれました。

彼が言うには奥さんとは別居中で今はひとり暮らし、『だから人に見られることはないし、大丈夫』って、そもそも相手が嫌がっているのに写真を撮るのが非常識ですよね。

それからも私が写り込まないようにアングルを工夫して彼はいろいろな写真を撮っていましたが、『不倫の証拠だ』と思ったらやはりいい気はしませんでしたね。

あるとき、ホテルでベッドに移ろうとしたら彼がスマホを握っているのがわかり、『何をするの?』と聞いたら『会社から電話が来るかもしれないから』と答えるけれど信用ができず、『それならその電話が終わってからにしよう』とソファに戻りました。

すると彼が『神経質だな』と不機嫌そうな声で言い、『最中に電話がかかってきたら困るのはあなたじゃないの?』と言ったら余計に憮然とした表情になって。

電話が来る可能性があるのに、ベッドに入るのはおかしいですよね。

何をするかわからないし万が一私の情報が彼のスマホに残ったら困るので、その日を境に連絡先をすべてブロックして終わりました。

不倫する人って、私を含めてやっぱりどこかおかしい人が多いのかも、と思います……」(33歳/営業)

不倫するのはおかしな人だから、とは言い切れないですが、一方で写真を撮ることに執着する既婚男性の姿はやはり異常と感じます。

ベッドに入るときまでスマホを持ち込めば、相手にすれば何を撮られるか警戒して当然であって、指摘されて不機嫌になるのも変ですよね。

普通でない下心を持つ人は実際にいるので、早めに切るのが正解といえます。