撮影現場が自由で楽しいからどんなこともできる気になる
園監督がノセ上手なことは分かったが、果たしてそれだけで役にそこまでのめりこめるものなのだろうか。
染谷「現場の魅力を挙げたらキリがないけど、現場が自由で、園さんも何をしてもいい空気感を醸し出しているんですよ。だから何でもできる気になっちゃって。その自由さが本当に楽しいんですよ」
二階堂「もうみんな一直線に、素直に魂をぶつけ合ってましたもんね。でも、楽しいだけじゃなく、愛がいっぱいあったから、幸せで。観る人は殴られるところや転がるところに目がいくと思うけど、私は住田と茶沢の関係性がどんどん愛のあるものに変っていくその流れが好きでした」
それにしても、ふたりともどうしてこんなにもスクリーンの中に自然に存在できるのだろう。
染谷「秘訣を持たないことが秘訣なんじゃないですかね。それに捉われて、どんどん手(技術)が増えていくのがイヤだし、その方がお客さんに伝わると僕は思ってるんですよ」
二階堂「私はいま、すっごい思春期なんです(笑)。全然終わらないし、隠したら勿体ないから、お芝居とは関係なく、いまはそれを前面に押し出すようにしてるんですよ(笑)」
染谷「全然出ていると思う(笑)」
あくまでも自由でしなやか。そんな染谷と二階堂が、『ヒミズ』で俳優としてより成長したのは言うまでもない。日本映画の未来は、輝きを増した彼らが担っている。
(MOVIEぴあ 2011冬号より)
ヒミズ[2012年1月14日公開予定] |
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