20XX年、体罰が全面禁止され、無法地帯と化した教育界を是正するため、政府により「力」で生徒を指導することを許されたものの、「心」で生徒と向き合うことを選んだ特別教師――仮面ティーチャーこと荒木剛太。Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔がそんな新時代の教師を熱演して話題を集めた人気ドラマがスケールアップし、藤ヶ谷の映画初主演作となる『劇場版 仮面ティーチャー』としてスクリーンに登場!
さらに2月22日(土)の映画公開直前となる2月14日(金)午後9時からは、日本テレビの金曜ロードSHOW! 特別ドラマ企画として、藤ヶ谷主演で荒木剛太の知られざる過去の物語を描く『仮面ティーチャー』がオンエアーされる。
そんな特別ドラマの放送と映画の公開を記念して、高校生限定ご招待! の『仮面ティーチャー』のプレミアイベントの開催が決定した。高校生に「心」でぶつかる仮面ティーチャー=荒木剛太の戦いを描いた本作は、実際に現役高校生の人たちの胸には特にズシリと響くに違いない。ここでは、そんな高校生の人たちにこそ感じて欲しい、映画とドラマの見どころをイベントの概要とともに紹介しよう!
『仮面ティーチャー』は、あの『GTO』の生みの親として知られる藤沢とおるの人気コミックを映像化したもの。昨年7月に放送された深夜ドラマ版も、問題児ばかりがはびこる華空学院に赴任した荒木剛太が、「力」で制するのではなく、問題児たちと「心」で向き合い、彼らの歪んだ魂を根気強く元の形に治していく原作そのままのヒューマンな内容が多くの人たちの心をつかんだ。それはなぜか? たぶん現実の高校では親身に生徒のことを考えてくれる荒木剛太のような教師が少なくなってきていて、生徒と教師の関係も希薄なものになってきているからなのだろう。つまり荒木剛太こそ、みんなが求めている理想の教師像。ちょっと暑苦しいけれど、こんな先生と出会いたい、こんな先生がいたらいいのにな、という高校生の憧れを具現化した存在なのだ。
ドラマ版では、そんな荒木剛太がSexy Zoneの菊池風磨が扮した武原金造やジャニーズJr.のジェシーが演じた草薙圭吾という超問題児たちの心をつかんでいく姿が感動的だった。しかし、映画版ではそんな剛太にさらなる試練が襲いかかる。
高校時代に自暴自棄になり、グレていた剛太に、愛のある熱い拳で「信じることの大切さ」を教えてくれた当時の恩師・羅門公平(遠藤憲一)が、「指導」という名の暴力で生徒たちを指導する変わり果てた姿で現れるのだ。そんな羅門に、剛太はかって自分が彼から教えてもらった大切なことを逆に教えようとする。だが、羅門の心は動かない。教える側と教えられる側が逆転した構造の中で、教育に本当に必要なのは「力」なのか? 「心」なのか? といった大きなテーマが浮き彫りになり、当時者である現役高校生の胸にはリアルな問題として突き刺さることになる。
また特別ドラマでは、かつては現在の羅門と同じように、すべてを「力」で制圧する剛太が、なぜ「心」で訴えるようになったのか? その知られざる過去が描かれるというから、楽しみだ。
『劇場版 仮面ティーチャー』©2014 劇場版「仮面ティーチャー」製作委員会 ©藤沢とおる/集英社
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