クリスマスの風物詩といえば『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』。2016年の初演から愛されてきたクリスマスショー、この演出バージョンは今年で見納め。16年から19年までゲストスケーターとして参加した、応援サポーター・本田望結が魅力を語る。
クリスマスは家で過ごすイメージもあるが、欧米では劇場でショーを楽しむのが定番だ。
「このショーはクリスマスの文化や新しい過ごし方を知るチャンスです。私はきょうだいで幼い頃からフィギュアスケートをやっていて、クリスマスは全日本選手権の時期なのでずっと緊張していました。でもこの作品に出演したことで、クリスマスのワクワク感に出会えました。今でもマライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」を聞くと、もうすぐ自分の出番だ!と反射的に緊張します(笑)」
フィギュアスケートのパートは、本田本人が創作していたという。
「自分でテーマや振付、衣裳を考えていました。舞台上の樹脂のリンクは氷のリンクとは全く異なり、フィギュアというよりバレエをしている感覚です。今年も海外スケーターが素敵なパフォーマンスを見せてくれると思うので、ご期待ください」
楽しませるのが上手な海外のキャストたちは、本田をも虜にしたという。
「2019年に生歌でフィギュアスケートを披露した時は、シンガーの方達が演技中の私まで楽しませようとしてくれて、集中するのが大変でした(笑)。海外キャストの皆さんは「ヘイ!ミユ!」と気さくに声をかけてくださり、片言の英語と日本語でコミュニケーションをとっていました。楽屋裏は本当に渋谷?と思うくらいにインターナショナルな雰囲気で、ワクワクしましたね」
劇中にはステンドグラスが輝くクリスマスタウン、おもちゃ工場、大きな熊のぬいぐるみなどが登場し、聖夜気分を盛り上げる。
「個人的に好きなのはサンタさん!想像以上に機敏に踊るので、ぜひ注目していただきたいです。また大勢のキャストが一列に座って披露するハンドクラップも最高に楽しい。最前列のお客さまはハイタッチできそうな近さで迫力満点です。いつか私も参戦してみたいです」
歌やダンスも盛り沢山で、本田は特別なひとときを約束する。
「老若男女、誰も置いてきぼりになりません。サンタさんが通路に降りてきたりもして、どの場所の席から観ても、すごく楽しむことができます。このショーで幸せなクリスマスの思い出を作っていただきたいです」
7年間の集大成となる『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2023』は、12/16(土)から25(月)まで、東京・東急シアターオーブにて開催。チケットは好評発売中。