森公美子 森公美子

堂本光一が主演する舞台『Endless SHOCK』が2月4日に東京・帝国劇場で初日の幕を開けた。2000年の初演以降、1000回を超す公演回数を堂本が単独で主演し続け、すべての公演においてチケットが即日完売している人気ステージ。初日に先駆け同日、堂本ら出演者が会見をした。

ストーリーは、主人公コウイチを中心に、オン・ブロードウェイのステージを目指すカンパニーの夢と葛藤を描くもの。劇中劇の体をとり、ショー要素満載で、歌やダンスはもちろんのこと、アクロバットからイリュージョン、パーカッション、階段落ち、フライングと多彩な見せ場が畳みかけるように続いていく。物語の大きな流れは変わらないながらも、公演ごとに新たな挑戦が組み込まれ、ブラッシュアップされ続ける内容に評価も高い。今回はラストナンバー「CONTINUE」の演出が9年ぶりに新しくなっているのも注目だ。

会見で堂本は「今年もこの季節がやってきました。『SHOCK』から生まれるエネルギーをお客さまに伝えたい」と意気込み。今回はタイトルが『Endless SHOCK』となって10シーズン目の節目となるが「自分としては“やらせて頂いている”という思い。また来年もあると思って舞台に立ったことはない」と謙虚に話す。また『放浪記』の森光子、『ラ・マンチャの男』の松本幸四郎に続き、日本演劇界において単独主演回数歴代3位という記録について触れられると、「偉大な先輩方に張り合うつもりはありません。とにかくその日、その回に集中しています」との言葉。とはいえ21歳の時から主演しているこのステージには思い入れももちろんあるようで「自分のライフワークと言ってもいい」と話し、「初演当時は、27歳くらいで結婚すると思っていたのにな……」と振り返り、周りを笑わせていた。

また、オーナー役で今回初参加する森公美子は「この舞台に立つのが夢だったんです。(初参加で)完全に転校生状態ですが、この学校はレベルが高い! 付いていくのに必死です。皆が素晴らしくて、舞台袖から泣きながら見ているんです」と興奮気味に話す。ヒロイン役の入来茉里も初参加、「堂本さんはどんな時も的確にアドバイスをくださる」と、座長への信頼を語っていた。ほかに屋良朝幸、石川直らが出演。

公演は2月4日(火)から3月31日(月)まで同劇場にて。