アイリスオーヤマから発売されている人感センサー付きのセラミックファンヒーター。とてもコンパクトながら、コンクリート住宅では約4.5〜8畳まであたためられる実力の持ち主です。
今回は田舎の広い木造住宅で断熱材も入っていない極寒の筆者宅で、トイレや脱衣所に置いてみてその性能や人感センサーの感度を実感してみました。
人感センサー付きセラミックファンヒーターJCH-127D-C/6,578円(税込)※編集部調べ
小ぶりの箱に梱包されて届いたのはアイリスオーヤマの「人感センサー付きセラミックファンヒーターJCH-127D-C」。
カラーはホワイト、グレージュ、パープル、ピンクの4色で、いずれも部屋になじみやすいスモーキーな色合いです。
今回はグレージュを購入しました。約2kgと軽く、片手でひょいと持ち運べます。灯油を補充するなどの手間もなく、コンセントにつなぐだけですぐ温風が出てくるのも魅力です。
連続運転か、人感センサーによる運転でそれぞれ強 1200Wか弱 600Wで使用可能。上部のつまみを回すだけで簡単に使えます。
トイレや脱衣所にもちょうどいい大きさ!
以下「暖房の適用床面積(目安)」を参考にすると、断熱材もない筆者の家のような木造住宅では、約3畳までの部屋で使えます。古い家の寒いトイレや脱衣所にぴったりです。
【暖房の適用床面積(目安)】
●木造住宅
断熱材の厚みなし:約3畳(4.9m2)まで
断熱材の厚み約50mm:約6畳(8.6m2)まで
●コンクリート住宅
断熱材の厚みなし:約4.5畳(6.9m2)まで
断熱材の厚み約50mm:約8畳(12.9m2)まで
※ 暖房の目安は、一般社団法人日本電機工業会の統一基準に準拠しています。室内外温度差15℃以内の地区で、暖房設定温度(暖房快適室温)20℃としたときを基準とし、1畳=1.65m2(50Hz)として小数点第1位を切り上げています。【目安表示値の基準値(1m2あたりの必要W数)】
●木造住宅
断熱材の厚みなし:244W
断熱材の厚み約50mm:140W
●コンクリート住宅
断熱材の厚みなし:174W
断熱材の厚み約50mm:93W
実際に筆者宅の脱衣所で、どのぐらいであたたまるのかチェックしました。
1.5畳ほどの脱衣所で強1200Wで運転を開始し、1.5mほど離れた場所に温度計をセット。すると、スタート時は19.6℃だった室温が、5分後には21.3℃、さらに2分後には23.7℃とたった7分で約4℃も上昇しました。
お風呂に入っている間に寒い脱衣所をあたためておけて、お風呂あがりも快適です。
人感センサーつきで節電対策にも
トイレではいちいちON/OFFするのは面倒なので、人感センサーモードにセット。トイレに行った際に足や手をかざすと小さくカチッという音とともに、すぐに温風が出てきました。
足元が暖かいだけで体感温度は劇的に変わるので、普段ずっと人がいるわけではないけれど寒い部屋や、廊下などにも便利です。
アイリスオーヤマの公式通販サイト「アイリスプラザ」によると、人感センサーはヒーターの前面約2mの範囲内で反応するようです。ヒーターの前で長時間動かないと自動的にOFFになることもあったので、その場合は送風口に手や足をかざすとすぐ反応してくれますよ。