1. 台所・キッチン・ダイニングでの使用
キッチン等で使用する際に最も気になるのが、料理が美味しく見えるかどうかです。
その点、演色性の低い電球形蛍光灯を使用してしまうと、どうしても料理の色が悪く見えてしまいます。盛りつけ時も同様なので、ここはLED電球で演色性の高いと謳っているものを使用するべきでしょう。
但し、換気扇フードに付属する電球ソケットなどは、よほど使用頻度が高くない限り、LED電球の導入コストに電気代が見合わないので、白熱電球のままでよいと思われます。
2. リビング・応接間での使用
食後はリビングで何時間も過ごすタイプの家庭でしたら、LED電球。あまり使用しないというのでしたら、電球形蛍光灯で十分でしょう。電球形蛍光灯はすぐに明るくはなりませんが、リビングに出入りが激しくない限りは問題ありません。
むしろ、リビングでの照明選びで問題になるのがシャンデリアです。シャンデリアに調光機能が付いている場合は、極めて高価な調光対応LED電球を使うしか無く、しかも調光対応でも照明機器によっては白熱電球のようにスムーズにいきません。突然明るくなったり暗くなったりしてしまうので、ここは白熱電球で過ごすしかありません。
それがどうしてもいやだというのであれば、調光器対応のLEDシャンデリアとLED対応スイッチに交換する電気工事をするしか手がありません。(調光器対応の電球形蛍光灯は市販されていません。大手家電店3店舗売り場調べ)
3. 廊下での使用
廊下での照明選びは、あえてLED電球をお勧めします。廊下は留まるものでは無く通過するものですから、電球形蛍光灯では本来の明るさに達すること無く、役目が終わってしまいます。
廊下は電気を付けっぱなしという家庭も多いと思いますが、その場合の累積電気代を考えると、やはりLED電球が第1候補となります。
歩くのに慣れているから廊下の電気は普段点けないという家庭では、白熱電球も候補に挙がってきます。