4. 風呂場・脱衣所

ここによく、白熱電球から電球形蛍光灯を置き換える人が多いのですが、はっきり言って間違いといえるでしょう。

風呂場・脱衣所は人間が裸になるところですから、なにも照明まで明るくなるのに時間がかかり、特に冬は更に明るくなるまで時間のかかる電球形蛍光灯をつかって、寒い気持ちに拍車を掛ける必要は無いのです。

一人暮らしなど風呂の使用頻度が低い家庭は白熱電球のままで良いと思われます。大家族でよく照明を点ける場合は、LED電球を選ぶと良いでしょう。

但しここで注意したいのが、風呂場の電気は湿気を防ぐため、大抵密閉型の電気機器を使用しています。密閉型対応でないLED電球を使用すると、思わぬトラブルを招く危険があるので、購入時にかならずチェックしましょう。

 

5. トイレ

ここは、風呂場と同じく、照明まで寒い思いをする必要はありませんから、使用頻度にかかわらず、電球形蛍光灯ではなく、LED電球で決まりです。LED電球の中には人感センサーを組み込んでいるモノもあり、よくあるトイレの電気の消し忘れにも対応しているので、一度試してみるのも良いでしょう。

白熱電球はつかってはいけません。白熱電球を使って夜中のトイレ使用中に突然電球が切れてしまった時のことを考えて下さい。軽いパニックに陥ります。

 

6. 物置・その他

物置などは、LED電球を使用する必要は無いので、電球形蛍光灯か白熱電球で十分使用用途をまかなえるでしょう。物置に長時間滞在するのは、なにかやらかしたときくらいでしょうから。


 

いかがでしたでしょうか。全般的にLED電球有利の結論となりましたが、まだまだ電球形蛍光灯も現役で使用されています。

徐々に置き換えや、LED電球の低価格化は進むと思われますが、住み替えを機に一気にLED化を図るのも一つの手と言えます。なぜなら寿命が50000時間(一日2時間点灯で68年)と長いため、ひょっとしたら一生モノになってしまうかもしれません。

住み替える度に、前の家からLED電球をもってくる。そんな引っ越しがあたりまえになるかもしれませんね。

 

 

人事コンサルタント。大学を卒業後、医療系人材派遣会社(人事)・広告代理店(人事)勤務を経て、密着型人事コンサルティング団体「人事総合研究所」を設立。代表兼主任研究員として、労務相談受付・課題解決に取り組む。得意分野は採用・法務・労務・人事全般の問題解決等、多岐にわたる。