駅弁、デパ地下弁当など日本の文化を彩るソウルフードとも言うべきお弁当。入れ物へのこだわりはもちろんのこと、素材のバランスや彩りなど見ているだけでも楽しいお弁当が巷にはあふれています。そこで今回、フードアナリストや、"美"への追求を忘れないアナウンサーの方などに、必ず買いたくなる"イチ推しのお弁当"とその理由を聞いてみました。
三新軒の「雪だるま弁当」 1050円
可愛らしい雪だるま型の弁当は駅弁界のアイドル的存在。口の部分に切り込みが入っており、食べ終えた容器は持ち帰れば貯金箱としても利用できる。
●三新軒:0250-22-1111
「雪だるまの器が可愛らしくて、陳列棚からその円らな瞳を投げかけられると思わず手にとってしまうんです」
そうあおい有紀さんに言わしめるのが新潟県新津駅で買える「雪だるま弁当」。素朴なそぼろご飯に、山菜やつくねなどのおかずが盛られるバランスの取れた内容に、「新潟の地酒とともに!」と推すのは、きき酒師の資格を持つあおいさんならではのお気に入りの楽しみ方でもある。
なだ万厨房の「桐」 1575円
正六角形の容器に2種類のご飯と、合鴨の燻製、厚焼き卵、黒花豆などのほか季節のおかず15種類以上がズラリと並ぶ。献立は月ごとに変わる。
●なだ万:03-3356-7573
あおい有紀さんが「仕事前、楽屋にこれが置かれているだけで、ちょっとテンションが上がってしまうんですよ」という、なだ万厨房の「桐」。「ちょこちょこつまめるのが嬉しい」と、煮物や玉子焼きなどの豊富なおかずと上品な味付けが女性心をくすぐって止まない。
あおい有紀(アナウンサー・フードアナリスト)
神戸市出身。航空会社国際線勤務を経てアナウンサーへ。フジテレビ「とくダネ!」生CMパーソナリティー。また、一級フードアナリスト、きき酒師、焼酎きき酒師などの資格を持ち、食・お酒関連の活動に幅広く携わっている。