【四五六菜館】『肉まん』360円(税込)は、包む系に自信ありの名店の贅沢肉まん

「四五六菜館」『肉まん』360円(税込)※お土産は3個セットから
豊かな食感と合わせて肉感強めで食べ応えあり!

続いては、横浜中華街に複数の店舗を持つ名店中の名店「四五六菜館」の『肉まん』をいただきます。かつて、この「四五六菜館」の店頭では「し、ご、ろく! し、ご、ろく! し、ご、ろくシウマイ〜♪」というオリジナルの歌が流れていましたが、その通り「包み系」料理の評価が高く、もちろん肉まんも支持が厚い一品。

複数ある「四五六菜館」の別館店頭では、テイクアウト惣菜を複数販売しており、こちらで肉まんを購入することができます。

その名もズバリの『肉まん』は3個セットで1080円(税込)。1個あたり360円(税込)となるわけですが、この低価格に対して肉まんの餡はボリュームたっぷり。やや濃いめの味付けと肉感多めのパンチがヤミツキになります。

長きにわたって培われた「四五六菜館」の深い味わいの肉まんもまた、食べ逃しなきようオススメしたい一品です。

「四五六菜館」別館

住所:横浜市中区山下町202-1

営業時間:月〜金=11:30~21:00、土=11:00~22:00、日・祝=11:00〜21:00(いずれもテイクアウト受付時間)

【萬珍楼】『肉饅』450円(税込)は、まさに肉まんの優等生。130年培われた味わいもまた外せない

「萬珍楼」『肉饅』450円(税込)※お土産は2個セットから
まさに肉まんの優等生とも呼ぶべき一品です

そして最後に、130年以上の歴史を持つ超老舗であり横浜中華街を象徴する名店「萬珍楼」の肉まんをいただきます。中華街大通りには、前述の「華正楼」をはじめいくつかの高級店がありますが、「萬珍楼」はその筆頭です。

その歴史の重さや高級感の一で、お土産限定の肉まんは意外と低価格。1個450円で購入することができます。

一方、その味は一級品。豊かな小麦感と甘さを感じる生地に包まれた風味高い餡が渾然一体となり、まさに優等生的な味わいです。

「華正楼」と比較されがちな「萬珍楼」の肉まんですが、どちらも甲乙つけがたい一方、比較的上品な味わいを望む人、よりコストパフォーマンスを求める人には「萬珍楼」もオススメです。

「萬珍楼」売店 中華街大通り店

住所:神奈川県横浜市中区山下町153

営業時間:火〜日=11:00~21:30

コスパと味双方を望むなら『頂好食品』、価格にこだわらないなら『華正楼』がオススメ!

というわけで、ここまで横浜中華街の人気店、中華街通のみが知るレア店それぞれ6種の肉まんをいただきましたが、どの店も本当に甲乙つけがたく、どの味もどこかに優位性があり、いずれも絶品揃いでした。

そんな中でベストを選ぶとした場合、コストパフォーマンスと味わいの両方を満たす肉まんを食べたい場合は『頂好食品』がベストです。庶民的な雰囲気ではありますが、大満足の肉まんを口にできることでしょう。

他方、価格にこだわらない場合はやはり『華正楼』の肉まんがベストです。他の各店の肉まんと比べても、食感・味わい・ヤミツキ感が抜きん出ており、こちらもまた絶対に外すことができない肉まんだと思いました。

さて、あなたはどの店の肉まんが気になりましたでしょうか。ぜひ本記事を参考に、あなた好みの肉まんをゲットしてくださいね。

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。 出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある。