蘇生法の訓練人形「ジャミー君」登場
日本赤十字社の萩原先生
真剣に取り組むイクメンパパたち
講習の最初のプログラムは、気道異物の除去方法だった。これは、何でも口に入れたがる乳幼児が、誤って喉にものを詰まらせてしまった場合の対処法である。
最初に、日本赤十字社の萩原先生がお手本を見せる。
注意するポイントは、赤ちゃんを誤って落とさないよう腕にしっかりまたがせること、口から出したものを再度飲み込まないよう頭の方を低くすることなど。参加者は、どの程度強くたたいていいのかという力加減を、人形を使って実際に体験していた。
続いて、AED(自動体外式除細動器)による救命措置の練習が、「ジャミー君」という専用の人形を使って行われた。ちなみにその価格は、AEDの機器と合わせると、1セットで約30万円なのだそうだ。
1.意識の確認と、胸部圧迫
2.胸部圧迫30回ごとに、人工呼吸1回
3.それでも蘇生しない場合、AED
すべてのパパが、交代しながら練習する
その日、用意されたのは4体のジャミー君。当然だが、回が進むごとに、皆さん上手になっていった。それぞれ初めてであるにも関わらず、人のやり方を見ながら、覚えていく部分もあったのだろう。
最後は受講証を発行
スカーフを使った止血法の例
頭部には、パンティストッキングを使う
続いて、ハンカチやパンティストッキングなどを使った、傷の応急処置法の実演となった。
今回は人形ではなく、ママやお子さんに協力してもらいながら実践していた。
こうして約2時間の講習を終え、皆さんに受講証が手渡された。
本来のパパサークル「どろっぱ」は、地域のお祭りを一緒に盛り上げたり、イクメンの情報交換を行ったりしているらしい。しかし今回の講習では、ママにも知っておいて欲しい救急法であったため、家族での参加になったようだ。
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