伊藤淳史が主演するドラマ「離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―」(テレビ朝日系)の最終回SPが16日に放送された。(※以下、ネタバレあり)
本作は、妻の不倫に気付かぬフリをしながら、あえて離婚せず証拠収集し、父親が親権を獲得できる率わずか1割という困難な壁に立ち向かう男・岡谷渉(伊藤)の姿を描くリコン・ブラックコメディー。作家業引退を公言した鈴木おさむ氏が手掛ける、地上波連ドラ最後の脚本作となる。
岡谷渉と妻・綾香(篠田麻里子)は、司馬マサト(小池徹平)と渉を裏切った探偵の三砂裕(佐藤大樹)によって、愛娘・心寧(磯村アメリ)を誘拐されてしまう。弁護士の財田トキ子(水野美紀)によると、マサトは渉に学生時代から積年の恨みを抱いているというが、その原因を渉は思い出せずにいた。
やがて心寧がいる場所が裕から送られてきて、監禁されているであろう廃墟へと到着する渉と綾香。しかし、そこにはマサトが仕掛けた爆弾があり、心寧がいる部屋のドアを開けた瞬間に爆発するよう設置されていて、マサトは爆発までのカウントダウンを開始する。心寧の安否はいかに…。
中盤では、マサトが部下の千里(玉田志織)に刺され、負傷する展開に。その後、マサトは渉を恨んでいた理由を渉に告白するが、その後に死亡。
ラストは、心寧の「パパとママ、両方と一緒にいたい」という希望をかなえ、渉は綾香と離婚しないことを決意した。
放送終了後、SNS上には、「あれだけ泥沼展開していたのに、ハッピーエンドになってびっくり」「最終回、まさかの展開で泣いた。マサトの人生がつら過ぎた」「最終話、いろいろあり過ぎたけれど、結果心寧ちゃんが幸せでよかった」などの感想が投稿された。
このほか、「不倫、悪嫁(およめ)に始めり、最終回で良妻賢母になるという篠田麻里子無双のドラマだった」「登場人物全員がクセありで、最初から最後まで面白かった。財田先生と裕が救われてよかった」「第2子の名前がおさむくんというところまで(笑)、鈴木おさむが全部回収していった。おさむさん、お疲れさま」といった声も寄せられた。