が、使ってみると、デキル!
さくさくっという使用感とともに
ふわふわと食材がおろされていきます。

感動なのはパルメザンチーズです。
淡雪のように舞い落ち、くるくるとかすかなリボン状に。
薄さゆえ、かすかな透明感さえ漂うのが分かりますでしょうか?
大工道具出身にしては、実に繊細なシゴトです。

ショウガも繊維が残らず滑らか。
実はあの皮の硬いナツメグ(ホール)も
これでおろすんですが、こりこりこりこり
きれいなパウダー状に削れるんですよ。

そして大根おろしは
こんな感じで。
(裏にたまったおろし部分です)。
ぎゅーっと身のつまった、
融けはじめたかき氷のような仕上がりです。
気分は料亭。

目の粗い大根おろしに比べると、
おろすのに多少時間がかかります。
が、上下に手を動かしていると、
刃がなめらかに、
食材の表面を削り取っているのを
感じます。

一般的なおろし金に比べ、
食材の目詰まりも少ないようです。
この他にも種類がいろいろあり、
刃の大きさなどで、
チョコレート、アーモンド、ゆず、
キャベツのみじん切りなどができるようです。

これがあると、いろいろな食材をおろすのが
楽しくなって、「これはどうかな?」と
冷蔵庫の中のものをいろいろ削ってしまうんですよね~。

マイクロプレイン ジャパニーズスタイルグレーター 
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マイクロプレイン シトラスツール
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池商 TEL:042-795-4311
https://www.microplane-kitchen.jp/

ほんま・みき キッチン、インテリア、デザインに関する執筆、企画、編集を手がけるエディター&ライター。食と暮らしを結ぶ具体的なもの、こと、考え方の取材が特に得意分野で、キッチンジャーナリストとしても活動中。独立前は老舗系インテリア専門誌の編集部に勤務。床壁、家具から雑貨まで住まい関わるものはすべて取材経験あり。手がけた本に「ザ・リアルキッチンガイド」「マイスタイルキッチン」「インターナショナルキッチンAtoZ 」「リノベーション物件に住もう!~超中古主義のすすめ」など。ブログ「キッチンのこころ