MORRIE インタビュー
――3月4日のライブを終えて、ご感想は?
MORRIE:バースデーライブも今年で3年目? こういう企画自体が、なんていうんかな…、自分的にはまだしっくりきていない部分もないことはないんですが、通常のライブと違う、ゲストも呼んで、お祝いの匂いが濃厚的な(笑)。
――前半は通常のライブと変わらない雰囲気でしたが、後半は柔らかい雰囲気になってましたよね。ゲストが出てきてからはとくに。
MORRIE:清春は3年連続でいわば常連と化してるからね(笑)。彼が出てくれると、「ああ!」みたいな(笑)。めでたい気分になってくるというか。歌う曲もDEADENDの『The Godsend』。清春があれをやりたいと言っていて、トリビュートで彼がカバーしたこともあって、やる前からしっくり来るのは分かってました。
リハも予想通りな感じで、ステージでは清春が出てきた時点で個人的には、なんていうかな、和やか度が上がったというか。本当にSUGIZOと清春が出てきてから雰囲気変わったね。
――ゲストのSUGIZOさんが参加されての『cosmosの中に』はヴァイオリンが2台というレアな編成で。
MORRIE:まあ、そうかな。曲自体がなんていうのかなあ、ドラムとベースのベーシックは決まっていて、ある意味ジャズのモード的というか好き勝手なんでも各自が自分の旋律を奏でられるっていう、そういう曲なんで。SUGIZOがこの曲を選んだ時点で「やっぱりな」と。
――SUGIZOさんの選曲だったんですか。
MORRIE:『眩暈を愛して夢をみよ』もそう。SUGIZO的だよね。『cosmosの中に』はヴァイオリン2台とはいえ、別にきっちり各自のやることが決めてるわけではない。コードもあやふやなんですよ。多分僕のコードと、ギターの青木くん、キーボードの秦野さんのコードも違うと思う。SUGIZOにも「好きなようにやってくれていい」と伝えました。
――アンコールではDEADENDの『HEAVEN』、『Crash 49』も披露されましたね。
MORRIE:『Crash 49』はファンからのリクエストが結構耳に入ってきていたにもかかわらず、復活後一度もやったことがないということが最大の理由ですね。インフルエンザで結局叩くことができませんでしたが、ササブチヒロシが叩くとハマるんじゃないかとも思ってましたし。
「破壊49(歳)」というようなタイトルは、まあ偶然です(笑)。
この曲は20数年振りにサウンドチェックで1回合わせて本番に挑んだだけですけど、あのメンバーで演奏すると妙な安心感があるというか、やはり「バンド」なんだなあと思いました。