ラングドシャをロール状にした代表菓子「シガール」で知られる「ヨックモック」。2024年8月に55周年を迎えるにあたり、さまざまなキャンペーンを展開しています。
そんな55周年記念企画のひとつが、現在東京・表参道にて開催中のポップアップショップ「クッキーのアトリエ」。クッキーを通して人と人がつながる時間を提案する空間となっています。
店内の様子や、ここでしか食べられない限定スイーツをご紹介します!
「ヨックモック」の期間限定ポップアップショップ「クッキーのアトリエ」
リアルでのつながりが希薄になった現在、ヨックモックが大切にしてきた「人と人とのつながりをデザインし、おいしさと笑顔が友にある世界を創る」という想いを表現するためにオープンしたという「クッキーのアトリエ」。
「お菓子の創造性をたくさんの人へ届けたい クッキーの常識を超えて、その先へ」というコンセプトのもと、今までのヨックモックのお菓子にはなかった新しいクッキーが登場しています。
また、アトリエの空間デザインを手掛けたのは、アートエージェンシー「ヘラルボニー」。
「“普通じゃない”、ということ。それは同時に、可能性だと思う」という理念を掲げ、アートの力で障害のイメージを変え、どんな人もありのままに生きられる社会を実現させようとしている“福祉実験カンパニー”です。
アトリエを彩るのは、ヘラルボニーとライセンス契約を結ぶアーティスト、小林覚さんによるオリジナルアート作品。重度の知的障害がある小林さんは、文字を独特の形にアレンジしして書く造形表現で唯一無二のアートを生み出し続けています。
今回のアートを描くにあたって、小林さんは「クッキーのアトリエ」で提供されるお菓子を試食。そこから得たインスピレーションをもとにアートを完成させました。
まずは、小林さんもあっという間に完食したという今回のお菓子が一体どんなものなのか、実食レポートでご紹介します!
「クッキーのアトリエ」で提供される限定スイーツ&ドリンク
1:二層の食感が新しい!「クッキーパレット」
ここでしか食べられないヨックモックの新しいお菓子が「クッキーパレット」。色と色を掛け合わせて新しい色を作っていくパレットのように、二層の食感の異なる生地を重ねてフルーツや野菜というフレッシュな素材を組み合わせた、今までにないお菓子です。
土台となっているのはパイ生地やタルト生地。そこにしっとりとした厚みのあるクッキー生地を重ねているので、異なる食感が楽しめるというわけです。さらにクッキーというよりケーキのようにも見えるのは、オレンジやベリーといったフレッシュな素材がたっぷりと飾られているから。
最初に、「クッキーにトマト!?」とビジュアルから驚きが大きい「ルージュ(トマトチーズ)」をいただきました。
パイとクッキーの組み合わせがまずしっかりと食べ応えがあります。チーズとトマトがトッピングされて塩味やさわやかな酸味がプラスされ、スイーツというよりしっかりとした食事系の味わい。
生菓子ではなく焼き菓子にフレッシュな素材をあわせるという新しさもあり、あまり食べたことのない食感でヤミツキになります。土台の甘さにトッピングの塩気があわさって、甘じょっぱさも楽しめます。
ほかに、2種のショコラ生地をオレンジとともに焼き上げた「オロンジュ(ショコラオレンジ)」、ブラックベリーとラズベリーをのせてピスタチオを散りばめた「ヴィオレ(ダブルベリー)」があります。全部気になる…!