ユーザーから投稿された「キニナル」情報を検証すべく「はまれぽ」が体を張って調査!
今回のテーマは…
<横浜のココがキニナル!>
江の島に釜揚げしらすが40分980円で食べ放題の店があるのですが、どの程度食べれば元が取れるのかキニナル。(スさんのキニナル)
3月某日、はまれぽ編集長・吉田に呼び出された編集部・長谷川
吉田:おい、長谷川。お前最近調子に乗ってないか?
長谷川:え? いきなりなんですか! そんなことないですよ
吉田:だってお前、家系ラーメンの取材も途中で帰ったり、ハートの石も最後まで探さなかったり、適当すぎだろ!
長谷川:え~、でもそれは取材があったから・・・ごにょごにょ
吉田:いいから、たまには体張ってこい!
吉田から「適当な根性を叩き直せ」と言われ、今回向かった先は江の島。
なんと、釜揚げしらすが40分980円で食べ放題という店があるらしい。
江の島のしらす丼の提供価格は相場で1000~1200円。そのなかでも1000円を切り、食べ放題の店なんて、経営は大丈夫なのか? と心配をしつつ、どのくらい食べたら元が取れるのだろうと考える。
そんなわけで、江の島にやってきた長谷川。
平日にもかかわらず、大勢の人でにぎわっている江の島にテンションMAX!
調子に乗って、取材前にタコせんべいを食したり、食べ放題で元が取れますように、と江島神社で祈願したり・・・たっぷり観光気分を味わったところで、キニナルお店に出撃!
小田急江ノ島線、片瀬江ノ島駅から徒歩10分。
ありました、「まんぷく屋十大(じゅうだい)」。
中へ入ると、席はカウンターとテーブルを合わせて14席。
店長の中山さんにお話をうかがう。
「まんぷく屋十大」は、2002(平成14)年に創業した江の島名物のタコせんべいを販売する「有限会社湘南ちがさき屋十大」の飲食事業として、「そば屋十大」の名で2008(平成20)年にオープン。
十割そばをメインメニューとし、同時にしらす丼を提供していたという。
しかし、しらすを江の島名物にした先駆けといわれる人気店「とびっちょ」により、江の島=しらすというイメージがつき、観光客のニーズにこたえるため「そば屋十大」でも、そばだけでなくしらす丼の提供に力を入れることに。
そこで2011(平成23)年、「地元の美味しいしらすをお腹いっぱい食べてほしい」という「有限会社湘南ちがさき屋十大」の高橋十大(じゅうだい)社長の思いから、現在のしらす食べ放題というスタイルに転換。
食べ放題の時間を40分にした理由は、江ノ島は食べ歩きをする観光客が複数のお店をめぐることが多いので、長居をする方があまりいないことから、通常の食べ放題より短い時間に設定をしたのだとか。30分もあればお腹がいっぱいになる方がほとんどだという。
980円という値段設定は、1000円を切った方が入りやすいだろう! という高橋社長のイキなはからいから。
食べ放題のメニューは、しらす、十割そば、お茶漬け、季節ごとに変わる惣菜が3種、各トッピングが常時メニュー20種類を自由に取っていい、というもの。
しらすは基本的に、地元江の島のものを提供しているが、江の島でのしらすの収穫は年末~3月中旬まで禁止。その期間は国産各地の新鮮なしらすを吟味し、提供しているのだそう。
食べ放題で出しているのは釜揚げしらす。
釜揚げしらすとは、塩水で茹であげて水を切ったもので、生しらすと比べて少し塩味が強いことが特徴。ご飯との相性がばっちりなのだ。
丼ぶりにご飯を入れ、トッピングしていく。
丼、そば、お茶漬け用のトッピングは約20種類!
トッピングの中には、販売もしているタコ漬けや、若い方に人気のスモークチキンなども。
京都から取り寄せているお漬物も人気だ。