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 脚本・宮藤官九郎氏の「新宿野戦病院」(フジテレビ系)の第3話が、17日に放送された。


 本作は新宿・歌舞伎町にある病院を舞台に、さまざまなバックボーンを持つ“訳あり”な登場人物たちが交錯する社会の構図をテーマとし、ときにユーモアを織り交ぜながら、さまざまな悩みや問題を抱えながらも強く生きる人たちの姿を通して、命の尊さを訴えかける救急医療エンターテインメント。(*以下、ネタバレあり)


 享(仲野太賀)は、NPO法人「Not Alone」の舞(橋本愛)に思いを寄せている。享の気持ちに気付いた舞は、告白される前に享を振るが、享は2人の距離が縮まったと勘違いする。


 そんな中、聖まごころ病院では、ヨウコ(小池栄子)が働き始めたことで、金の有無にかかわらず、患者を優先し、今までのような働き方ができなくなったことに悩んでいた経理担当の白木(高畑淳子)が“休みが欲しい”と院長(柄本明)に懇願する。


 そのことが功を奏し、日曜休診、月曜は救急のみの対応となったが、院長の弟で不動産コンサルタントの啓三(生瀬勝久)が、息子の享と共に、月曜限定でビューティークリニックを開業することになる。


 放送終了後、SNS上には、「クドカン作品、シリアスとコミカルが代わる代わるに繰り出されて、気が付けばクドカンの手のひらの上で遊ばれている感がたまらない。これからもっと加速していくよね。楽しみ」「岡山弁講座があると思えば、今問題視されてるトー横キッズの闇をあらわにする。笑いとシリアスのあんばいが絶妙なのがやっぱりクドカンって思えるとこなんだ」「今週も面白かったけどヘビーな回だった。面白い中に時々ガツンと胸にくる」「『不適切にもほどがある』とは違う形で、社会問題を描くクドカンはやっぱりすごいな」といったコメントが上がった。


 また、「このドラマは歌舞伎町で暮らす人々の生活を俯瞰(ふかん)している。オーバードーズのマユ(伊東蒼)は何を思うのか? NPOの舞は何を思うのか? ヨウコはなぜ命を狙われているのか? 今後どう描かれていくのかが楽しみ」「ヨウコの『ブサイクもイケメンも命は平等は建前。命ある限り美しくありたい。だから命を助けられなくても美容皮膚科医も立派な医者』ってせりふがよかった」といった声も。


 その他「『虎に翼』とこのドラマとの仲野太賀くんのテンションが正反対で面白い」「何か不思議な病院だけど、ここで働いてる人たちはみんなここが好きなんだね」といったコメントもあった。

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