今年は男にもモテるぜ!? 風男塾
3組目は第1回TIFからフル出場中の風男塾。男らしい凛々しさと、時折垣間見える女の子らしいキュートさが混在した、現在のアイドル界において唯一無二のグループ。1曲目に歌った『EYE OF THE TYPHOON!』のタイトル通り、TIFの台風の目とも言える存在だ。
昨年9月にグループきってのイケメン・流原蓮次が卒業してもなお、そのパフォーマンスは衰え知らず。2曲目の『Galileo~プロキオンを越えて~』からMCをはさんでの『チェンメン天国(パラダイス)』の曲中では男性から女性への萌えゼリフを、並みいる男性客に向けてささやいて聞かせる。
通常のライブでは女性客が多い風男塾らしく、MCでは「今日ほどアウェイ感たっぷりのイベントはない」(武器屋桃太郎)と言っていたが、男性客からも歓声が上がり、彼らにもそのパフォーマンスはしっかりと受け入れられたよう。
TIFでは例年通り”女性アイドルグループとのコラボ”にも多数参加するはず。ほかのグループには真似できない男女コラボ(風)ステージは見逃せない。
新メンバー加入でTIFに向かう、Doll☆Elements
続く4組目に登場したのはDoll☆Elements。その名の通り”人形”をモチーフにしたコンセプトでキュートなナンバーを聞かせる。
昨年夏のメジャーデビュー曲『君のハートに解き放つ!』から、7月リリース予定の新曲『君のネガイ叶えたい!』まで全ての楽曲のタイトルが「君の~」で始まるラブソング路線のナンバーで統一。
この日に歌ったのは3曲と少なめだったが、そのキュート&ポップなパフォーマンスは客席に集まったアイドルファンの心に刺さったはず。TIFには第2回以降4回目の出演となるが、昨年秋と今年頭に新メンバーが加わってからは初参加。新たに生まれ変わった”どるえれ”をその目で確かめに行こう。
セトリに気合いと自信を感じる、Dorothy Little Happy
5組目はDorothy Little Happy。客席からの大きな歓声の中、彼女たちが現れるや流れてきたイントロに、その声は一段と高まった。'11年のTIFの野外ステージで彼女たちが世間に”見つかった”とも言われる代表曲『デモサヨナラ』だ。
サビの「♪好きよー」「おれもー!」のコール&レスポンスは、今やドロシーファンのみならずとも知るところに。この日の場内に集まった観客のほぼ全員からに違いない、大きな「おれもー!」コールが上がった。
続いて、2月にリリースされた2ndフルアルバムから『ストーリー』、『恋は走り出した』、タイトル曲の『STARTING OVER』と3曲を披露。いずれも華麗なダンスとともに歌い上げ、観客を魅了する。ラストに敢えて派手目ではないナンバーを持ってくるあたり、自分たちのレパートリーに自信を持っている様子が伺えた。TIFでは数々のステージに出演するはずだが、それぞれどんな曲目で臨むのか注目したい。