メンバーもファンも戦闘状態! アップアップガールズ(仮)

ラス前となる6組目にはアップアップガールズ(仮)が登場。ハロプロエッグ時代から培われた実力は伊達ではない。ライブを”決戦”と呼ぶ彼女たちらしく、この日も初っぱなからメンバー・ファンともども戦闘モード全開。

1曲目の『UPPER ROCK』から激しい歌とダンスで、場内を一体化する。その勢いのまま『チョッパー☆チョッパー』、『ジャンパー!』、『Party!Party!』と続け、最後まで息つく間もないパフォーマンスを展開した。

 

「今年の夏はアプガがお台場をハイジャックします!」(佐藤)と宣言(地上だし”ハイ”は不要では?というツッコミはさておき)。6月には”ハロプロの聖地”中野サンプラザでのワンマンという悲願達成も控えた彼女たちだが、TIF当日にはその大舞台も終え、一回り大きくなったアプガに会えそうだ。
 

新たな魅力に期待高まる、アイドリング!!!

そして、ラストを飾ったのはもちろん、TIFのホストグループ・アイドリング!!!だ。ステージには24人中の17人が登場。まずは1月にリリースしたアルバムのメインナンバー『Shine On』を軽やかに歌い上げ、場内を盛り上げた。さらに『MAMORE!!!』、『シャウト!!!』、『サマーライオン』と近年のシングルナンバーを連発。

2月に卒業した元リーダー・遠藤舞の穴も含め、この日はいなかったメンバーのパートも難なく他のメンバーが務められるのも、渋はちやニコはちなど10人編成でのライブを定期的に行っていればこそ。ラストナンバーの『やらかいはぁと』のタイトルが告げられると、一部客席から「このライブで、それをやるか!」と言わんばかりのざわめきが。

Cメロで場内がオレンジのサイリウム一色に染まる、ファンにとっては盛り上がり必至のナンバー。さすがに場内一色とはいかなかったが、かなりのオレンジ占拠率を見せてくれた。

 

今年は「舞ちゃんが卒業して初めてのTIF」(横山)、さらにはNEO期生も加わっての初のTIFということで、結成7年を超えて新たに生まれ変わったアイドリング!!!に会えそう。コラボ10連発もさることながら、アイドリング!!!としての単独ステージもどんな新たな魅力を見せてくれるのか楽しみだ。

最後にはX21をはじめ、時刻による年齢制限のために残れなかったメンバーを除く全出演者がステージに再登場。「TOKYO IDOL FESTIVAL2014!」のコールとともにライブを締めくくった。

この日登場した7組は今年のTIFの出演者のほんのほんの一部。これから発表されるアイドルも含め、どんな一大イベントが繰り広げられるのか、今年も楽しみだ。

■セットリスト
アイドリングNEO
 M1 プリ●(●はハート)きゅんサバイバル
 M2 突進少女
 M3 Sakuraホライズン

X21
 M1 チャイム鳴ったら
 M2 GO!GO!X21~ドキドキ初登校~
 M3 エイエン×セツナ
 M4 明日への卒業

風男塾
 M1 EYE OF THE TYPHOON!
 M2 Galileo~プロキオンを越えて~
 M3 チェンメン天国
 M4 太陽みたいな君が好き

Doll☆Elements
 M1 君のトナリで踊りたい!
 M2 君のネガイ叶えたい!
 M3 キラキラ☆シャイニー

Dorothy Little Happy
 M1 デモサヨナラ
 M2 ストーリー
 M3 恋は走り出した
 M4 STARTING OVER

アップアップガールズ(仮)
 M1 UPPER ROCK
 M2 チョッパー☆チョッパー
 M3 ジャンパー!
 M4 Party!Party!

アイドリング!!!
 M1 Shine On
 M2 MAMORE!!!
 M3 シャウト!!!
 M4 サマーライオン
 M5 やらかいはぁと

あおき・こうじ ライター。書店員を経て、'91年より『TVぴあ』記者を務め、現在は数々の雑誌やWEB媒体で執筆中。専門ジャンルはアイドル、テレビ(主にドラマ)を中心に、エンタメ全般。TBS系『噂のCMガール』のクイズコーナーで優勝したほか、フジテレビ721(現・フジテレビONE)『アイドル総研efe』、フジ系『放送禁止2』など、テレビ出演も。