2024年9月21日(土)・28日(土) <北海道積丹町 神威岬>

北海道積丹(しゃこたん)町の地域振興に取り組む積丹町地域活性化協議会は、2024年9月21日(土)と28日(土)に、普段は立ち入りできない夜の神威(かむい)岬を訪ね、神威岬灯台の見学や夜ならではの岬の絶景を楽しむ「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」を開催します。 このツアーは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施します。



「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」は、普段は立ち入りできない「夜の神威岬」を訪ねる特別な企画です。岬の突端近くに立つ神威岬灯台のレンズが点灯する瞬間と灯台内部の特別見学、燃えるように沈む夕陽、暗闇に輝く灯台と漁り火、満点の星空などの絶景を堪能することができます。

<企画の背景>
積丹町は、札幌から車で約1時間半の場所に位置する、日本海に面したまち。町の北西には、アイヌ語で“神”を意味する「カムイ」の名を持つ神威岬があります。「積丹ブルー」と呼ばれるどこまでも透き通った鮮やかな青い海と、周囲300度の水平線を見渡せる眺望の良さから、年間で数十万人が訪れる観光スポットとして人気を集めています。
その一方、神威岬周辺は多くの暗礁があり、常に強風や高波が起きることから海の難所としても知られていました。明治21(1888)年には北海道開拓を進める北海道庁によって神威岬灯台が建設され、北海道から道外へ海産物などの産品を、道外から北海道に建設資材や物資を輸送する船舶を導いてきました。昭和35(1960)年に無人化されるまでは「灯台守(とうだいもり)」が常駐し、冬は雪に閉ざされる過酷な環境の中で半自給自足の生活を送りながら灯台を維持管理していました。

今回のツアーでは、神威岬駐車場から神威岬灯台がある岬の突端まで約1.2kmの道のりを、ガイドの解説を聞きながらゆっくり1時間かけて散策。ツアーの途中で日没を迎えるため、普段は見られない神威岬灯台が点灯する瞬間や、夕暮れから満天の星空へ刻々と変化していく岬の景色を堪能することができます。夕日をイメージしたハーブティーや、星空観察のための天体望遠鏡も用意します。さらに、灯台守と家族が暮らした住居の跡地や、高い使命感で職務にあたった灯台守たちの物語をガイドが紹介。灯台の光が照らす海を眺めながら、人と海とのつながりについて思いを馳せることができます。


<イベント概要>


<団体概要>
団体名称:積丹町地域活性化協議会
活動内容:積丹町内で必要とされる人材の育成などを通じた雇用拡大や豊かな資源を活用した産業の振興を目的に、積丹町と地域の企業・産業経済団体が2012年に設立。神威岬灯台と地域の歴史文化を将来へつなげていくことを目指し、体験型観光ツアーの造成をはじめとした「学びのコンテンツとしての灯台利活用」に取り組む。
協議会構成団体:積丹町商工会、(一社)積丹観光協会、東しゃこたん漁業協同組合、新おたる農業協同組合、(株)積丹観光振興公社、(株)ペニンシュラ、実のなる杜推進協議会、(一社)積丹やん集小道協議会、積丹町

海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。
海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/
海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ