全国最大規模7科目全196コマの「公務員キャリア形成」科目を創設
武蔵野大学法学部政治学科(東京都江東区)は、公務員試験に役立つ授業を行う「地方公務員特殊研究」を2015年度から開講し、これまで市役所職員を目指す学生を中心に公務員試験対策のサポートをしてきました。しかし近年は、地元の東京特別区や政令指定都市・県庁などの地方公務員上級職のほか国家公務員を目指す学生が大幅に増えています。そこで、公務員試験対策科目の拡充・リニューアルを図るために、2025年度の入学生に向けて、これまでの「地方公務員特殊研究」を廃止して新たに「公務員キャリア形成」の科目を創設することを決定しました。
【本件の内容】
「公務員キャリア形成」は本学の有明キャンパスにおいて、2年次と3年次の正規科目として履修することができます。授業では、公務員試験の教養科目や専門科目の筆記試験対策に加えて論文や面接指導も行います。2年間で7科目全196コマ(従前は4科目112コマ)となるカリキュラムは、公務員試験に向けた正規科目として全国でも最大規模※です。 ※武蔵野大学調べ(2024年8月)
他大学で行われている公務員試験対策の講座は、学内外の講座を授業とは別に有料で受講することが一般的ですが、本科目は正規科目として実施するため、学生は授業の一環として講義を受講することができ、卒業に必要な単位としても認定されます。
本科目創設の総合調整とコーディネートは、法学部政治学科の一條 義治教授が担当します。一條教授は昨年の3月まで東京都三鷹市の職員で、同市では総務部部長職や市民部長を務めてきました。履修生には担当教授の長年の実務経験に基づく個別の進路指導やアドバイスも行います。
本学政治学科は「市民の政治学」を志向し、世界でも最先端のまちづくりが進む「臨海副都心」をフィールドとして実践的な学びを進めています。今後も学科を挙げた取り組みとして、市民自治・国民本位のまちづくりや行政を進める公務員の輩出に積極的に取り組んでいきます。
【コメント】
■法学部政治学科 一條 義治教授
最近の公務員試験は「人物重視」の傾向が一層強まり、面接でのプレゼンや質疑応答の出来が合否を左右します。自分が携わりたい政策について、これまでの経験や学びを踏まえ、どの様に取り組み、創造的に進めることかできるのか―自分の言葉で説得力を持って述べることが求められます。政治学科には将来は公務に就きたいと考える若者が多く入学しますが、筆記・面接対策にわたって充実した新たなプログラムを提供し、公務への夢とビジョンをしっかりと語れる学生を育成したいと考えています。
【武蔵野大学について】
武蔵野大学有明キャンパス
1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設。2024年には世界初のウェルビーイング学部を開設する。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。
武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp/
【関連リンク】
■『武蔵野大学ガイドブック2025』(リンクの法学部政治学科のページでは、公務員の育成を図る同学科の実践的な授業として、「地方自治」・「地方政府研究」・「選挙特殊研究」の授業も写真入りで紹介しています。):https://www.d-pam.com/musashino-u/2413112/index.html?tm=1#target/page_no=48
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