2024年9月21日(土)・22日(日)・23日(月)
一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会は、「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾」の交流事業として、「富山合宿」を9月21日(土)・22日(日)・23日(月)の3日間にわたり実施しました。駿河湾と同じく「日本三大深湾」の一つである富山湾では、様々な発見や出会いがありました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
イベント概要
開催概要:深海研究スーパーキッズ育成プロジェクトin駿河湾「富山合宿」
日程:2024年9月21日(土)・22日(日)・23日(月)
開催場所:富山県魚津市・滑川市など
参加人数:11名
協力団体:一般社団法人とやまミライラボ、ミラージュランド、魚津水族館、アクアポケット、ユウ・アクアライフ、ホタルイカミュージアム、魚津埋没林博物館など
ミラージュランド観覧車から富山湾を眺める!
静岡県から約4時間かけて富山県へ。あいにくの悪天候でしたが、まずはミラージュランド観覧車へ。魚津水族館前館長稲村修さんに、立山連峰から富山湾へと流れる川はとても急だということを説明いただきました。富士山から駿河湾よりも高低差はありませんが、コンパクトにまとまっており、円筒分水槽などの水を活用するうえでの生活者の工夫についても教えていただきました。
魚津水族館で地形の理解と深海生物についての知見を深める!
その後、魚津水族館に移動。富山湾にすむ魚の紹介や、富山湾の地形についてさらに詳しい説明をいただきました。太平洋と日本海では水温にも違いがあり、この辺りの説明も生息している生物の違いを知るヒントになったかもしれません。
アクアポケットで海洋深層水について教えていただきました。
2日目は富山湾キッズとの合同プログラムです。まずは、海洋深層水をつくっているアクアポケットさんにお邪魔しました。水深333メートルからくみ上げる深層水はミネラルなどの栄養が豊富。さらに4倍に濃縮した塩水も飲ませていただきました。なかなかのしょっぱさでした。
TOYAMA BAY Lab ドローン見学&動画視聴
楽しみにしていた富山湾でのクルージング・水中ドローン体験は残念ながら雨天中止に。かわりに今まで撮影した富山湾深海の貴重映像の上映会を実施していただきました。貴重な深海生物の映像の他、能登半島地震の地すべりの映像も見させていただきました。
海洋ごみを減らすにはどうしたらよいか?
その後、滑川市民交流プラザへ移動。「CHANGE FOR THE BLUE」カードゲームに挑戦。みんなで決められた12の立場から海洋ごみを減らすにはどうしたらよいか、ゲームを通じて議論を深めました。
歴史や自然現象から発想する。
最終日は魚津埋没林博物館へ。埋没林と蜃気楼という富山湾で見られる二つの不思議について学びました。過去の歴史や自然現象から発想していくのもとても面白いですね。
子どもたちの感想
「はじめて富山にきましたが、駿河湾と似ているところもあれば違うところも多く、勉強になりました。」
「駿河湾のメンバーもだけど、富山メンバーとも仲良くなれてよかった。」
「今までは駿河湾だけの学びだったけど、もっと広く考えなくてはいけないことに気づいた。」
などの感想がありました。
そしてプログラムは中盤のアウトプットフェーズへ。3期生たちがどのような深海をいかした未来のアイデアを発表してくれるのか。今からとても楽しみです!
<団体概要>
団体名称:一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会
URL: https://www.sss-rmc.jp/
活動内容:清水港及び駿河湾周辺で進められる港湾計画、海洋文化都市計画に賛同し、海洋に於ける国際研究拠点化を、地元の関係団体、自治体、企業、研究機関等と共に推進することを目的として設立。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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