小瀧望 (C)エンタメOVO

 ミュージカル「DEATH TAKES A HOLIDAY」ゲネプロ取材会が27日、東京都内で行われ、出演者の小瀧望、山下リオ、美園さくら、潤色・演出の生田大和(宝塚歌劇団)が登壇した。


 本作は、1998年にブラッド・ピット主演で『ミート・ジョー・ブラック(邦題:ジョー・ブラックをよろしく)』として映画化もされたミュージカル。日本では、2023年に宝塚版が上演され、話題を呼んだ。物語は、1920年代のイタリア北部を舞台に、公爵一家とともに休暇を過ごすことになった死神が生きる意味を学んでいく姿を描く。


 小瀧は、初日を控えた心境を聞かれると「過去いちでいっぱいいっぱい。ファンタジーですが、魅力が詰め込まれているミュージカルです。なので、この作品を最後まで走りきるのは大変だと思いますが、必ず達成感と得るものがあると確信しているので、最後までこのカンパニーで走り抜けたいと改めて強く思いました」と力強くコメント。


 7月から8月はWEST.としてドームツアーも行なっており、多忙の中でのミュージカル出演となるが、「僕はライブというものが一番好きです。実際に目の前で表現したり、伝えるのが好きなので、このお話をいただいたときはスケジュールが厳しいことも分かっていたし、ヒリヒリした9月になるのも分かっていましたが、どうしてもミュージカルや舞台が好きなので、迷わず出演を決めました。今もやれて良かったなと思いますし、明日からも精いっぱい、僕の命を燃やして頑張りたいと思います」と改めて舞台出演への思いを語った。


 今作の見どころの一つは小瀧のタップシーン。「タップシューズを履いたのも初めてに近い」と話す小瀧は「タップ稽古初日に絶望しました、タップの難しさに。見ているとできそうかもと思うんですが、やってみると本当に絶望して。1からのスタートだったので、先生や共演者の皆さんに助けてもらいながらですが、楽しく頑張れました」と明かした。


 また、本作のタイトルにちなんで、「最高のホリデーはどんな1日?」という質問があがると、小瀧は「姉の子どもに会いにいきたいです。メンバーの名前を覚え出したので、実際に会って話がしたいです」と笑顔で答えた。


 舞台は9月28日~10月20日に都内・東急シアターオーブ、11月5日~16日に大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。