ChatGPTの強みと弱みについてChatGPT自身に答えてもらった

生成AIの草分け、ChatGPTが広く使われるようになってきた。以前に比べ精度が向上し、文章だけでなく、画像や歌詞、プログラミングコードと、応用範囲は様々に広がっている。業務で使用されることも増えているようだ。私自身、個人的に運営しているYouTubeチャンネルの説明欄の下書きやタグの出力などで便利に使っている。特に正解がないような分野や、あまり時間をかけて考える価値の薄い文章などは、ChatGPTに任せてもいいように思う。しかし、とあるメディアでは、生成AIを使用する際には届け出が必要で、記事作成などに許可なく使用すると重い罰則を科せられる場合もあるという。ChatGPTの使用に向いている場面とそうでない場面がありそうだ。そこで、ChatGPTを使うにあたって相性のいい分野悪い分野、また生成AIが持つ潜在的な危険性などについて、ChatGPT自身に訊いてみた。Q:ChatGPTを使うにあたって、相性のいい用途、使用分野はどんなものですか?

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(ChatGPTの出力を体裁のみ整え、そのまま掲載。以下同)

1.コンテンツ作成

・ブログ記事やライティング支援:ブログのアイデア出しや記事執筆、ストーリーの作成に役立ちます。

・ソーシャルメディア:ツイート、Instagramのキャプション、LinkedInの投稿などのコンテンツを短時間で生成できます。

・マーケティング資料:キャッチフレーズ、プロモーションコピー、メールキャンペーンのアイデア出しに最適です。

2.教育と学習サポート

・説明・解説:複雑な概念や学術的なトピックをわかりやすく説明するのが得意です。

・問題解決:数式や理論のステップバイステップ解説を提供したり、宿題のヒントを出したりします。

・言語学習:外国語の練習や、言葉の使い方、文法の確認などにも利用できます。

3.プログラミングと技術サポート

・コードの生成・デバッグ:プログラムのコードを生成したり、エラーの修正を手助けしたりします。

・技術的な質問への回答:ソフトウェア開発やITに関する質問に対して、具体的な解決策や説明を提供します。

4.ビジネス支援

・メールやビジネス文書の作成:プロフェッショナルなトーンでメールや提案書、報告書を作成できます。

・データの分析や視覚化の補助:簡単なデータ分析、チャートやグラフの作成をサポートします。

・会議メモやタスク管理:要点をまとめたメモや、プロジェクト管理のためのタスクリストの作成ができます。

5.クリエイティブ分野

・ストーリーや詩の作成:フィクション、詩、シナリオなどの創作活動において、アイデア出しから具体的な作品の生成まで支援します。

・アイデア発想:新しいビジネスアイデア、製品のコンセプト、デザイン案などのブレインストーミングを行います。

6.カスタマーサポートとFAQの自動化

・カスタマーサポートの自動化:よくある質問への対応や、ユーザーサポートに関するシナリオを自動化するツールとしても利用できます。

・FAQの作成:製品やサービスに関する頻出質問を簡単にまとめることができます。

7.パーソナルアシスタント

・スケジュール管理:タスクの整理や、予定のリストアップを手助けします。

レシピ提案や生活の知恵:料理のレシピや日常生活に役立つヒントを提供します。

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なるほど。思ったよりも利用範囲は広そうだ。では、逆に利用がそぐわない分野は何だろうか。

Q:ChatGPTを使うにあたって、相性の悪い用途、使用分野はどんなものですか?

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1.リアルタイムの情報

・最新ニュースや現在進行中の出来事の把握:ChatGPTはトレーニングデータの範囲内(通常は2021年9月時点の情報まで)でしか答えられません。そのため、最新のニュース、金融市場の動向、天気、スポーツの結果などリアルタイムの情報には不向きです。

2.高度な専門的判断が必要な分野

・医療診断や治療方針:医療に関するアドバイスは提供できますが、実際の診断や治療の代替にはなりません。健康状態や病気に関する質問には、必ず医師や専門家の意見を求めるべきです。

・法律相談や法的判断:法的な助言や判断には向いていません。ChatGPTは法律の基本的な概念を説明できますが、具体的な法的アドバイスを提供するには不適切です。弁護士などの専門家に相談する必要があります。

・金融アドバイス:投資、資産管理、税務関連のアドバイスも専門家による判断が必要です。ChatGPTは一般的な概念を説明することができますが、個別の財務判断にはリスクがあります。

3.プライバシーや機密情報の取り扱い

・個人情報の共有や処理:個人データや機密情報をChatGPTに入力するのは避けるべきです。例えば、クレジットカード情報やパスワードなどの機密データを扱う用途には適していません。

4.創造性が制限される場合

・正確なデザインや芸術的なスタイルの再現:ChatGPTはテキストベースでの創造が得意ですが、特定の芸術スタイルや精密なデザインの指示に対しては制限があります。複雑なビジュアルアートや音楽作成は、専用のツールや専門家に依存することが多いです。

5.倫理的・道徳的に問題がある場合

・誤情報の拡散:ChatGPTは誤った情報を生成することがあるため、特にデリケートなトピック(健康、安全、政治)に関する回答を盲目的に信頼すると、誤解や問題が生じる可能性があります。

・倫理的に問題のある目的:有害なコンテンツの作成や、不正行為を助長するような使用は適しておらず、使用規約にも反する行為です。

6.クリティカルな意思決定

・自動運転や安全性が問われるシステムの制御:セキュリティや安全性に依存する分野での使用(例:自動車の運転、飛行機の制御、医療機器の操作)には適していません。リアルタイムの反応や正確な判断が必要な場合、AIだけに頼るのは危険です。

7.複雑な長期的な推論や論理的推論

・長期的な戦略プランニングや複雑な推論:ChatGPTは短期的なタスクや質問には有効ですが、複雑で多段階にわたる推論が必要な問題解決には限界があります。特に、複数の要素を絡めた長期的なビジネス戦略や研究計画の立案には適していません。

これらの分野では、ChatGPTは補助的なツールとして活用しつつ、専門家の意見や他の信頼性の高い情報源と併用することが重要です。

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かなり率直だ。しっかり「自分が分かっている」のではないだろうか。では、もう少しデリケートな問題を訊いてみよう。

Q:ChatGPTのような生成AIの普及によって次のようなことが起こるかもしれないと懸念されていますが、それについてどう思いますか?「生成AIのオーナーが、悪意をもって生成AI自体を調整し、人々の思考や行動を一定の方向に誘導できるようになるのではないか」

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生成AIの普及に伴う懸念の一つとして、AIが悪意を持って調整され、人々の思考や行動が操作される可能性は重要な議論のテーマです。以下に、この問題に対するいくつかの考察を述べます。

1.影響力と危険性の可能性

生成AIは非常に高い影響力を持ち、人々の意見や意思決定に影響を与える力を持っています。悪意のあるオーナーがAIのアルゴリズムを操作することで、特定のメッセージや情報が一方的に強調される可能性があります。たとえば、ニュースや情報のバイアス、あるいはプロパガンダの強化は、過去にも技術を悪用して行われた歴史があります。AIを用いたこのような「思考誘導」のリスクは無視できません。

2.情報操作の潜在的なリスク

AIは個々のユーザーにパーソナライズされた回答を提供するため、意図的に特定の情報を強調したり、誤情報を拡散したりすることができます。たとえば、AIが社会や政治に関するデリケートなテーマに対して、特定の立場を持つように設計されると、その情報が広範囲に拡散され、多くの人々の行動に影響を与える可能性があります。この種の情報操作は、選挙、経済、社会的な議論に深刻な影響を与えるかもしれません。

3.対策と規制の必要性

こうしたリスクに対処するためには、以下のような対策が重要です:

・透明性の確保:生成AIのアルゴリズムやデータの透明性を確保し、どのような情報がどのように扱われているのか、オープンにすることが大切です。これにより、意図的な操作が防止されやすくなります。

・監視と規制:政府や独立機関による監視や規制が重要です。AIがどのように利用されているかを適切に監視し、悪用を未然に防ぐための法的枠組みが必要です。

・倫理的な開発基準:AIを開発・運用する企業や組織が倫理的な基準を守ることが求められます。責任あるAI開発を実践することが、長期的な信頼性と安全性の確保に繋がります。

4.人間の批判的思考能力の重要性

AIが提供する情報をただ鵜呑みにするのではなく、利用者自身が批判的思考を持ち、情報を精査することが非常に重要です。AIの普及が進む中でも、情報の裏を取ったり、多様な視点を持つことができるようにする教育やメディアリテラシーの向上が鍵となります。

まとめ

生成AIが悪意を持って調整され、特定の方向に人々を誘導する可能性は現実的なリスクとして存在します。ただし、そのリスクを軽減するためには、透明性、規制、倫理基準の徹底が重要です。また、ユーザー自身が批判的な思考能力を持ち、AIの影響を過剰に受けないようにするための教育がますます重要となるでしょう。

この問題に対処するために、社会全体でAIの責任ある開発と利用を進めることが不可欠です。

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なかなか素晴らしい回答ではないだろうか。この他「ChatGPTなどのAIが人類を滅亡させる可能性はあると思いますか?」という質問も投げかけてみたが、長くなりすぎるので割愛する。是非試してみてほしい。

それでは、今回の内容をまとめてもらおう。

Q:最後に、これまでまとめてきたChatGPTの特性について、400字でまとめて。

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ChatGPTは、自然言語処理を基盤とした生成AIで、多様な用途に対応できる強力なツールです。文章生成やプログラミング支援、教育サポート、アイデアのブレインストーミングなど、幅広い分野で活用されています。特に、迅速な情報提供やコンテンツ作成に優れ、生産性向上に貢献します。しかし、リアルタイムの情報には対応できず、専門的な分野での誤情報のリスクや倫理的問題も存在します。AIの進化に伴い、人間の行動や思考に影響を与える懸念もあり、適切な管理や透明性、倫理的な開発が不可欠です。現在のChatGPTは意識や自律的な判断を持たないため、人類に直接的な脅威をもたらすことはありませんが、将来のより高度なAIに対しては、制御と安全性が重要な課題となります。

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人の能力を拡張する生成AI、うまく活用すれば、より豊かな暮らしを手に入れられようになるかもしれない。そうだ。一つ忘れていた。

Q:ChatGPTが嘘の情報を出力する場合があります。例えば、「この情報は精度が低い」など嘘かもしれないことを明示して出力することはできませんか?

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はい、ChatGPTが誤った情報を出力する可能性があるため、そのリスクを軽減するために「この情報は精度が低いかもしれません」といった注意喚起をすることはできます。

実際、ChatGPTは次のようなケースで誤情報を提供する可能性があります:

データの古さ:例えば、情報が2021年9月までしか更新されていないため、それ以降の出来事や最新情報には対応できません。

専門分野の知識の限界:医療、法律、金融など高度な専門知識が必要な分野では、十分な精度や信頼性が保証されない場合があります。

推測による回答:正確なデータがない場合、最も可能性が高い推測を提供することがありますが、それが誤りであることもあります。

注意喚起を含む応答例:

「この情報は参考として提供されており、必ずしも最新または正確であるとは限りません。専門家の助言を受けることをお勧めします。」

このような注意書きを加えることで、ユーザーが情報の信頼性に対して注意を払い、より慎重に利用できるようにすることが可能です。

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使用する際には、こうした点も気をつけながら活用したい。(BCN・道越一郎)