株式会社ロッテ(以下、ロッテ)は、東京農業大学「食と農」の博物館(以下「食と農」の博物館)で2024年10月18日(金)より開催される企画展「南極飯!」にて、1956年10月に第1次南極地域観測隊に贈呈した栄養素配合のガムを当時の資料を元に再現し、展示することをお知らせいたします。 ロッテは1960年に、当時としては刺激的な冷涼感の辛口ミントガム「クールミントガム」を発売しました。この冷涼感を「南極の爽やかさ」と表現し、パッケージにはペンギンとクジラをデザインしました。クールミントガムは今でも「ペンギンガム」として親しまれています。 ロッテは創業以来、チューインガムの研究・開発を重ねています。その長年の研究の成果を生かし、今後もお客様の様々なニーズに合わせた商品・サービスを提供し、皆様の豊かなくらしに貢献していきます。




1956年10月の第1次南極地域観測隊へ贈呈したガムを今回再現(写真左)と当時ガムを運搬した車




●南極地域観測隊とロッテガム

1956年10月にロッテは第1次南極地域観測隊の携行食糧として、特製のガムを贈呈しました。これは「船中食用」「基地食用」「行動食用」「非常食用」など、目的に応じて必要な栄養素(ビタミンやミネラル等)を配合した特製のガムです。さらにはガムに赤、黒、緑、黄の4色の色を付け、遭難時の「目印」にできるような工夫もされました。
その後、ペパーミントを原料に当時としては刺激的な冷涼感を実現した辛口ミントの「クールミントガム」を1960年に発売しました。第1次南極地域観測隊にガムを贈呈したときの「南極」のイメージをコンセプトにして、キャッチコピーは「お口の中は南極の爽やかさ」。パッケージにはペンギンとクジラをデザインしました。
クールミントガムは、ペンギンガムともよばれ、南極のようなさわやかさが、幅広い世代の方に親しまれています。このペンギンのパッケージデザインも大切なブランド資産になっています。


写真左から、1960年発売当時、現在のクールミントのパッケージ

<参考>南極で1965年頃のクールミントを発見!

2020年9月、第61次南極地域観測隊越冬隊が昭和基地付近の南極大陸沿岸で「コカ・コーラ」と「ロッテ クールミントガム」を発見。これらは1965年に第7次南極地域観測隊が現地に持っていった食料の一部である可能性があり「ロッテ クールミントガム」は南極のペンギンがデザインされた初代パッケージであることもわかりました。2021年2月22日に第61次南極地域観測隊越冬隊が帰国、同隊が南極から持ち帰った物資も全て日本に戻りました。この物資の中に、現地で発見された「コカ・コーラ」と「ロッテ クールミントガム」もあり、半世紀以上の月日を経て、日本に戻ってきたことを記念し、2021年4月15日(木)に国立極地研究所において「南極で発見、コカ・コーラ&ロッテ クールミントガム贈呈セレモニー」を実施しました。

イベントレポート
https://www.lotte.co.jp/info/pdf/20210415141537.pdf


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