北海道・壮瞥町にて、次世代四輪EVを免許返納後の高齢者向け移動手段などに活用すべく実証実験を開始

そうべつアウトドアネットワークは10月10日に、ELEMOsと連携して、免許不要で公道走行が可能な次世代四輪EV「ELEMOs4 MAX(エレモーズ4 マックス)」を活用した実証実験を、北海道有珠郡壮瞥町にて開始することを発表した。

公共交通空白地帯の観光客の周遊手段にも期待

壮瞥町(そうべつちょう)では、公共交通機関の縮小などによって免許を返納した高齢者の移動手段確保が課題となっている。また、公共交通機関のみでの観光周遊には限界があり、観光面でも自由な移動を叶える手段が求められていた。

今回の実証実験に使用される「ELEMOs4 MAX」は、2023年7月の道路交通法改正で新たに定義された「特定小型原動機付自転車」に分類される四輪EVであり、16歳以上なら免許不要で公道を走行できる。

4輪なので自転車やキックボードのように転倒する心配がなく誰でも運転しやすい点や、スマートキーをかざして電源をオンにして、アクセルをひねるだけの簡単操作が特徴で、4輪の安定性とサスペンションによってスムーズで快適な乗り心地を実現している。

走行モードは、車道モードと歩道モードの2つを搭載し、車道モードなら最高時速20kmまで加速が可能で、6時間の充電で40~50kmを走行できる。

同実証では、「ELEMOs4 MAX」×3代を導入して、10月13日から町内各所での運用を通じて、普及促進に向けた検証を行っていく。