川西市役所で感謝状贈呈式を実施


感謝状贈呈式の様子

10月8日、兵庫県川西市は、尼崎信用金庫(本社:尼崎市開明町)から、市立の全小・中学校に設置している「校内サポートルーム」の充実に向けた、自習学習などに適した机と椅子24台の寄贈を受け、越田市長から感謝状の贈呈式が行われました。
 川西市では「まず、子どもの幸せから始める」という市政方針のもと、「児童生徒が豊かな学校生活を送り、充実した環境で教育を受けられるように」という思いから、「校内サポートルーム事業」を実施しています。
 これは、子どもたちが安心して過ごせる校内の居場所として川西市立の全小・中学校に専属の支援員を配置し、子どもたち一人一人の状況に応じた学びに寄り添うことを目的とするものです。
 今回寄贈を行った尼崎信用金庫は、創業以来「地域社会への貢献」を経営の基本方針に挙げ、地域経済の活性化と持続的な発展、魅力ある地域社会づくり、環境保全の永続的な取組みなど、地域社会の発展を常に考えた事業活動に取り組んでいます。
 2019年には「あましんSDGs宜言」を表明し、SDGs達成に貢献する地元企業を支援するための「SDGs応援融資」を始めました。
 同社は、本市の校内サポートルーム事業の主旨に共感したため、融資の実績の一部を本市に寄附いただきました。

感謝状贈呈式の様子

 尼崎信用金庫の作田 誠司(さくた せいじ)理事長は、「川西市とは日頃から活動を理解し合っている中で、川西市の全国に先駆ける取組みを支援したいと思い、寄贈に至りました」などと話し、
 越田 謙治郎(こしだ けんじろう)川西市長は、「尼崎信用金庫には、これまでも様々な活動を通じてサポートいただいてきました。今回、校内サポートルームのご支援をいただき大変うれしく思います。子どもたちが安心して過ごせる居場所を、これからも充実させていきたいです。また、これを機に、同社とは川西市を更に盛り上げていければと思います」などと話しています。
 また、石田 剛(いしだ つよし)川西市教育長は、「校内サポートルーム設置のきっかけは、本市の市立中学校の取り組みを視察したことです。子どもの多様な学びの場としてのサポートルームの設置は、現場の教職員にとってもさまざまな課題が想定されるものでしたが、子どもたちの学びの支援につながるものとして設置を決断し、運営を行っていました。その視察を契機に、サポートルームの設置は市教育委員会として全市で行うべき事業として、市長にご相談し理解・支援をいただき実施することとなりました。現在、サポートルームに通っている児童・生徒は、それぞれ自分に合った学びを進めるとともに、周囲の仲間とのつながりや主体的な活動などを通して、少しずつ成長しています」などと話しています。
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