市民楽団や合唱団に所属する音楽愛好家や部活動経験者に向けて川越市・熊谷市・さいたま市・春日部市・秩父市で昼夜開催。現役部活動指導員による相談会も




NPO法人 文化部活動の地域移行支援ネットワーク(略称:カストル 代表:吉岡理菜)は、市民楽団や合唱団など音楽系サークルに所属するアマチュア奏者や愛好家に向けたコーチング入門講座を開催し、部活動の地域移行に欠かせない地域人材の発掘・育成に取り組みます。

埼玉県川越市・熊谷市・さいたま市・春日部市・秩父市のターミナル駅周辺の会場で平日夜・週末午後に開催します。
指導者不足の課題



部活動の地域移行により、部活動が学校主体から地域主体へと移り変わりつつあります。
部活動指導員や外部コーチとして学校で行う部活動を指導する、あるいは学外で地域クラブとして活動する場合も指導者の不足が大きな課題となっています。

そこで退職教員や職業音楽家などの専門家に限らず、日頃の指導や見守りに地域のアマチュア奏者や音楽愛好家を活用する方法が注目されています。
ある程度の知識や経験があり、さらには学生時代に後輩に教えた経験も十分に活用できると考えられます。

しかし、子どもたちの部活動に関わり経験を活かしたいと思っていても、教えることのプロではないアマチュア奏者・愛好家の多くは不安を抱えており、地域の人材が集まりにくい現状です。

コーチングを活用し教える不安を軽減




コーチングとは答えを教えたりアドバイスしたりするのではなく、対話によって相手の中にある答えを引き出すコミュニケーションの手法です。

適切な問いかけと傾聴により相手に考えることを促し、自発的な行動に導くことができるため、国内外の企業や教育機関で広く取り入れられています。

部活動は習い事とは異なり、参加者が主体となって共に成長し合う場です。

専門家による指導は年に数回など必要なタイミングで行うとして、日頃から部活動に関わる地域の人材には、専門的な知識や技能よりも子どもたちの主体性を育むコミュニケーション能力の方が重要です。

「教える=答えを教える、アドバイスしなければならない」とイメージする方が多いと思いますが、コーチングを活用することで、上下関係ではなく「同じ目線で子どもたちと一緒に成長し合う」ことが実現できます。

このことから、アマチュア奏者や音楽愛好家に向け音楽に特化したコーチング入門講座を以下のとおり開催します。(要申込み)

■誰でもすぐ活用できる!音楽コーチング入門講座■
【この2時間で「教えることへの不安」が一気に軽くなる!】

昨年開催の様子

ティーチングとコーチングの違い、子どもたちの主体性を育てる「声がけ」「伝え方」「聴き方」など、参加者同士もしくは講師による体験型ワークで学んでいきます。
日時・会場
(全10回開催、同内容)

・2024/11/3(日) 15-17時
川越キムラヤ八幡通りルーム

・11/13(水) 19-21時
熊谷コミュニティセンター第二集会室

・12/1(日) 14-16時
studioPACKS南浦和本社店

・12/4(水) 19-21時
さいたま市文化センター 第3集会室

・12/14(土) 14-16時
春日部市民文化会館 小会議室

・12/18(水) 19-21時
春日部市民文化会館 小会議室

・2025/1/8(水) 19-21時
ウェスタ川越 第1会議室

・1/11(土) 14-16時
熊谷コミュニティセンター第二集会室

・1/25(土) 14-16時
秩父宮記念市民会館 第1会議室

・1/29(水) 19-21時
秩父歴史文化伝承館 第1研修室

料金:各回500円
講師:和久井楓(株式会社アナザーヒストリー認定コーチ)
詳細・申込み


また、部活動指導員が各回スタッフとして参加し、講座終了後に部活動の地域移行や指導員に関するご質問・ご相談を受け付けます。

各自治体の部活動指導員制度や人材バンクのご案内も致しますので、お気軽にお声がけください。

(後援:埼玉県教育委員会・川越市教育委員会・春日部市教育委員会)


当活動は埼玉県NPO基金の助成を受け実施しています


【文化部活動の地域移行支援ネットワーク(略称:castorカストル)】

部活動および市民楽団の運営などに関わる音楽家が発起人となり2022年9月に設立。
「学校の働き方改革に伴う部活動の地域移行が大人の都合だけで進められてはならない、子どもたちと未来のための地域移行でなければならない」「家庭の経済状況に左右されることなく参加できる地域部活動を」との価値観を共有するメンバーが声を掛け合い、法人設立に踏み切りました。
音楽家が社会問題に取り組む難しさに直面しながらも、現場での経験と独自のネットワークを武器に試行錯誤を重ね、これまで吹奏楽部をはじめとした音楽系部活動の課題を中心に取り組んできました。
既に活動している地域部活動や移行を進めている団体への取材と発信の他、小学生から社会人まで参加できる「さくら音楽団」の運営、および地域人材の発掘・育成事業を進めています。




部活動の地域移行とは?】

文部科学省の「学校における働き方改革」の一環として、段階的に部活動を学校主導から地域主導へ移行させていく計画です。
これまで教員が指導してきた部活動を地域主導に移行することで、教員の負担軽減と未来を担う子どもたちへの教育の質を高めることを目的としています。
また、専門家が指導することによる活動の質と効率の向上、少子化により学校単位での活動が難しい競技に取り組めること、大会・コンクールに出場せずに活動するなど子どものニーズに合わせた多彩な活動が展開できるといった新たなメリットも見出されています。
段階的措置として、活動場所は学校のまま部活動指導員(外部指導者)を活用する、または土日祝のみ学外で活動する自治体が少しずつ増えていますが、学校から切り離した形での地域部活動(地域クラブ)の取り組みはまだ少ない現状です。
一般の習い事とは異なる性質を持つため、自治体および地域住民の理解と協力のもと持続可能な活動が求められています。

【ホームページ】
特定非営利活動法人
文化部活動の地域移行支援ネットワーク(NPO castor)
https://castor.or.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】
office@castor.or.jp
https://castor.or.jp/contact/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ