準備期間は約6ヶ月。学生の挑戦の支援を目指し、あべのキューズモールのリソースを活用した商業イベント企画を実施


▲当日にブース出展をした学生メンバー

 ブロックチェーン領域の技術開発およびDAOの構築および高度な管理を支援する統合プラットフォームの開発を行う株式会社Unyte(本社:渋谷区道玄坂、代表取締役:上泉 雄暉)は、東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明)および、東急不動産SCマネジメント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大久保 次朗)が運営管理する商業施設「あべのキューズモール」(大阪府大阪市)において、新たな組織形態として注目を集める「分散型自律組織(DAO)」を活用し、学生の挑戦を応援するプロジェクト「登Q門(トウキューモン)」のリアルイベントを初めて開催しました。イベントの企画選定、準備および当日の運営は全て学生主導、DAO形式にて執り行われました。具体的なブースのコンテンツや参加者インタビューを含む最新のDAOマーケティング事例について、note記事にてご紹介しています。

※DAO:Decentralized Autonomous Organization(分散型自律組織)。
ブロックチェーン技術を活用し、参加者自身が組織を運営、公平な意思決定を実現する組織形態のこと。
東急不動産ホールディングスでは、地域課題解決を目指した自律分散的な地域共創型オンラインコミュニティ「Local DAO」の構築を目指す実証実験を行っており、第一弾として長崎県の地域振興を目的とした「おさかなだお長崎」を実施中。
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/news/others/pdf/4988a970a0b6f57e7a9aa9e4b69c70df7e4e8891.pdf



▲キービジュアル / 募集要項

■登Q門概要
 「登Q門」とは、参加者自身が、自分たちのやりたい活動を自ら設定したルールに沿って、議論や企画を進めるプロジェクトの名称及びDAOコミュニティの名称です。学生たちは、実現したいイベントやプロジェクトをそれぞれ企画・提案し、投票によって実際に取り組むプロジェクトを決定しました。対象年齢 :15~24歳の高校生以上の学生




◼︎開催当日の概要
・GAKUSEI QUEST ~ Q’sモールでQ成長!Q発進! ~
・9月16日(月)あべのキューズモール

 第1弾は学生がゼロから企画を提案し、3つのブース出展に挑戦。学生ならではのユニークな展示・販売を開催しました。

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<note記事より一部抜粋:学生さんのインタビュー記事>

《ブース1》食育体験

▲野菜の一生に焦点を当て、絵本とクイズで楽しく食の大切さを学べるブース。学生メンバーが畜産学校を訪問した際、家畜や野菜の若い命をいただいていることに気づいたことが、食育について発信をしたいと考えるきっかけとなったそうです。

◼︎DAOを体験したこと、学び《ブース1》食育体験
 DAOで一番独特だなと思うのは、顔が見えないというところです。学生団体だと、自分が知っている周囲の人を巻き込むことからスタートするので「この人はこの役割だよね」と最初から振り分けられる場合が多いですが、DAOはみんな初めましてで、かつ全然会ったことのない人たちの集まりです。学校や近場に限定されず、広く人と出会えるのがDAOの良さなので、DAO特有のチームビルディングに注目していました。

 今回イベントを実施できたことは、僕自身とても喜んでいます。2回、3回と続けたいですし「また登Q門やってる」「また同じ学生たちがやってる」「あのイベントだね」と広く認知してもらいたいです。学生があの場所を使ってできる機会はめったにないので、そこには本当に感謝してます。


《ブース2》アパレル販売

▲「puchi -小柄女性のためのセレクトブランド-」 小柄女性が悩んでいる服のサイズ問題を、小柄女性が持つ魅力で解決するセレクトショップ。“puchi”をまとう事で、あなたらしさを表現するためのきっかけになればという思いで作られた、衣服やアクセサリーが販売されました。

◼︎DAOを体験したこと、学び《ブース2》アパレル販売
 実際に商品販売をする機会をいただけたことが良かった点です。今までは1年半ほど、大学で研究をしてきましたが、構想することと実行することは全然大きく違うと思うので、実行できると決まったから動けたところはあります。実行に移したことで見つかった課題があったり、逆に想定通りやって良かったという確認ができたのは大きかったですね。

 私はビジネスデザイン学部なので、この登Q門という企画自体がかなり合っています。学園祭でも後輩たちが「やっと考えてたプランを実践できた」と喜んでいたので、登Q門に参加したいという学部生はたくさんいると思います。


《ブース3》モニュメントブース

▲登Q門全体が目に留まり、来場者に楽しんでもらえるようにと企画されたモニュメントブース。来場者が紙に夏野菜カレーの具材を書き、モニュメントのカレー鍋に絵を貼り付けるアート企画を実施しました。

◼︎DAOを体験したこと、学び《ブース3》モニュメントブース
 メンバーに相当な意欲がないと、当日までの実行は難しいと思いました。実際はやめようと思えば、やめられると思います。そんな中でどこまでチームを信頼してタスクを振り分けて良いのか、お互い分からなかったですね。それに自分たちも連絡が遅すぎたりしたことは改善点です。

 登Q門に集まったメンバーは人柄も温かく、優しい気持ちになれる良い機会でした。当日の呼び込みは、普段の部活やバイトで声を出すという経験が活かされ、毎日が繋がっていると実感しました。準備期間中には、物事の優先順位の付け方や整理する能力がつき、今まで小中高とマネジメントされる側だったので、セルフマネジメント力がついたと思います。就職活動でも話せるような、一味違った体験ができるというのは、登Q門の大きな魅力です。



▲当日の設営の様子


▲親子で食育を楽しむ様子

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<note記事より一部抜粋:東急不動産SCマネジメント株式会社、担当者様インタビュー>


▲ショッピングを楽しむ来場者の目にも大きく触れるエリアにて開催

◼︎「登Q門」のDAO設計と運用
 登Q門の取り組みの中で、DAOの運営や企画の推進がDAOメンバー主導でなされたことは一つの成功と言えるかと思います。企画内容やポスターデザインなど、企画にかかわる全てをDAOコミュニティとしてメンバー間で意思決定をしてきました。そのため、最終的なアウトプットはDAOの意思が反映されたものとなり、そのことは参加してくれたDAOメンバーの満足感に繋がったと思いますし、DAOの良さが出せた部分でした。

 登Q門の立案当初は、施設側でアイデアを決定するという方向性でしたが「せっかくDAOなんだから、DAOらしく決めよう」ということになり、施設側からは基本的に関与せず、DAOメンバーの決定を受け入れました。中央集権的ではなく、コミュニティで考え・決めるというDAOならではのプロセスを重視しました。

 良かった点は、実際にDAOメンバーから「楽しんで活動できた」という感想を聞けたことです。Unyteツール上ではメンバーの貢献が可視化されることで、活動のインセンティブが生まれます。日々、タスクの実行を通じてトークンが獲得できたり、リワードが付与されたりすることを楽しみとして取り組んでもらえたのだと思います。

本編noteの目次

▶︎note本編はこちらから
 >>> Unyte - DAOの可能性を伝え、広げるためのメディア
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<記事をnoteより一部抜粋:Unyte担当者インタビュー>

 リアルイベント+DAOという、1つの型を作れたと思います。そして、DAO的に進められたのが良かったですね。あくまで事務局としてDAO活動を促すコミュニケーションは取りましたが、メンバーが自ら考え、提案し、動くというDAOらしい活動ができました。全く知らない人同士が集まり、企画の実行ができたのは、とても大きな成功だと思います。

 また「学生さんは挑戦したいことがたくさんあるが、お金の面や挑戦の機会・フィールドがないことによって、やりたいことを実現できていないのでは?そこにキューズモールのリソースを掛け合わせることで喜んでもらえるかも?」という初期の仮説に対して、「学生の挑戦を後押しする」というコンセプトで登Q門を発足しました。楽しみながら積極的に活動いただいているメンバーを見て、施設側の想いを受け入れてもらえていただけたかな、と感じられたことも成功したと思える要素の一つです。
 最初はどうやって関係を深めていこうかなと悩んでいましたが、リアルイベントの度に仲良くなっていきました。今後は参加者が増える見込みですので、次回はもう少し軽く「仲良くなろうぜ」という休み時間に来れる雰囲気のイベントも盛り込んでいく予定です。

▲今回のnote記事サムネイル。全体の振り返りから始まり、シリーズとして4記事をリリース予定

▶︎note本編はこちらから
 >>> Unyte - DAOの可能性を伝え、広げるためのメディア

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■「Unyte」プロダクト概要
 統合プラットフォーム「Unyte」は、ブロックチェーン技術を用いてコミュニティやDAOの組成および高度な運用や管理を支援するプロダクトです。

 Unyteでは、DAOの構築に不可欠である会員権・投票権・貢献ポイントのNFTをすべて新規に発行し、DAOの構築を行うことが可能です。これにより、意思決定のためのガバナンス投票やタスク遂行など貢献に応じたインセンティブ設計を行うことができ、参加者が役割を分担することで成立しているDAOでの持続的な活動を促進します。

 また、DAOの組成時および参加にあたって開設が必要になる暗号資産ウォレットは、メールアドレスやGoogle、Xのソーシャルアカウントでログイン時に自動で作成することができます。 これまでDAOの普及に向けた課題とされていた暗号資産管理の手間や学習コストを削減することで、より手軽にトークンやNFTの保有ができ、自身のDAOでの貢献履歴を透明かつ改竄できない形で証明できます。
■会社概要
会社名:株式会社Unyte
代表者:代表取締役社長 上泉 雄暉
設立 :2022年10月14日
所在地:東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号 渋谷道玄坂東急ビル2F-C
リンク:https://unyte.team/
■実績
2024.8.21
- 世界のDAO関係者が集うグローバルイベントであるDAO TOKYOにZENスポンサーとして協賛し、CEO上泉が登壇。

2024.4.23
- 4月22日解禁となる合同会社型DAOによる国内初のAI研究開発支援DAO「AiHUB Community合同会社」の設立・運営を支援いたしました。

2024.4.18
- DAO構築のための統合プラットフォームUnyteを、東急不動産SCマネジメント株式会社が運営管理する商業施設「あべのキューズモール」(大阪府大阪市)において学生の挑戦を後押しするDAOである「登Q門(トウキューモン)」へ導入いただきました。

2024.4.1
- DAOの健全な発展のための環境整備を行う組織である「日本DAO協会」を設立し、CEO上泉がRep Holder(運営メンバー)に就任しました。

2024.3.21
- DAOの構築および高度な運用管理を支援する統合プラットフォーム「Unyte」を正式ローンチいたしました。

2023.12.13
- DAO構築のための統合プラットフォームUnyteを、東急不動産ホールディングスおよびMeTownが共同で開始する地域課題解決プロジェクト「Local web3 Lab.@渋谷」へ導入いただきました。

2023.11.15
- 九州大学「アントレプレナーシップ・キャリアデザイン」の講義にて、ブロックチェーンおよびDAOに関する講義を実施いたしました。

2023.7.10
- 経産省のJ-StarXプログラムに選抜され、JETRO主催の「起業家育成支援シリコンバレー派遣プログラム」に参加しました。

2023.5.7
- 日本の金融庁も参加するブロックチェーンの国際ネットワーク「BGIN」のラウンドテーブル「Block #8」に登壇しました。




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