竣工式を11月2日、内覧会を11月3日に開催




 泉大津市内で建設を進めていた泉大津急性期メディカルセンターがこのほど竣工し、11月2日(土)に関係者を招いての竣工式を、また翌11月3日(日)には地域住民向けの内覧会を開催します。
 泉大津急性期メディカルセンターは、鉄骨造地上7階建、病床数300床、延床面積 約23,749平方メートル 。泉大津市が2019(令和元)年12月に公表した「地域医療連携体制強化構想(案)」に基づき、官民連携の理念の下、社会医療法人生長会(理事長亀山雅男=かめやま・まさお)と協働して設計・施工を進めてきました。今年8月末に竣工し、12月1日(日)予定の開院にさきがけ、病棟のほかICUや手術室、外来、リニアック、放射線室、救急室など、開院後には立ち入りにくいエリアを事前予約不要で見学できます。総事業費は約154億円、うち2分の1に相当する費用は、指定管理者として運営を担う社会医療法人生長会が負担します。
【Webページ】http://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/siritubyouin/13472.html


建物の概要
構  造:鉄骨造地上7階建
延床面積:約23,749平方メートル
病 床 数 :総病床数 300床
     ICU(集中治療室) 8床
     HCU(高度治療室) 12床
     SCU(脳卒中集中治療室) 6床
     無菌治療室 14床
診 療 科 :内科、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液内科、内分泌内科、脳神経内科、外科、消化器外科、肝胆膵外科、呼吸器外科、心臓血管外科、乳腺外科、整形外科、脳神経外科、形成外科、泌尿器科、婦人科、皮膚科、放射線科、放射線治療科、リハビリテーション科、救急科、麻酔科、病理診断科

特色
【救急医療】
 ○受入体制の強化 ○集中治療整備 ○市・消防本部との連携構築
 24時間365日、迅速かつ質の高い救急医療体制を整え、安全かつ効果的な治療を提供します。特に心血管や脳血管疾患の対応を強化し、泉州北部地域の救急医療における中心的な役割を担います。また、ICU(8床)、HCU(12床)、SCU(6床)を完備し、地域の救急医療体制を強化します。

【がん医療】
 ○ロボット支援手術 ○高精度の放射線治療 ○外来化学療法室(14床)の整備
 手術支援ロボットや高精度放射線治療装置を導入し、精密で低侵襲な治療を提供します。また、外来化学療法室を完備し、手術、放射線治療、化学療法を組み合わせた集学的治療を行います。生活の質を維持しながら安心して治療を受けられる体制を整え、多職種チームでサポートします。

【災害医療】
 ○免震構造設計 ○ライフライン72時間確保 ○危機管理体制・教育の徹底
 大規模災害時にも機能を維持できる免震構造を採用しています。電気・水道・ガスなどのライフラインを72時間確保できるシステムを整備し、災害時の医療提供を継続する体制を構築しています。事業継続計画(BCP)に基づき、職員への教育や訓練を行い、地域の命を守る体制を強化します。


これまでの経過

 泉大津市は、総合病院として泉大津市立病院と近接する和泉市に社会医療法人生長会府中病院があり、これまで民間病院、クリニックとともに地域の医療を支えてきましたが、今後の人口動態に基づく将来の医療需要の変化に対応するとともに、医師が減少する中での持続可能な医療提供体制を構築することが求められてきました。
 地域医療連携体制強化構想(案)に基づき、地理的に近接し、機能的にも類似、重複する医療機能を統合することで、医師、看護師など医療従事者や医療設備などの人的、財的資源を集約し、より高度な質の高い医療の提供を目指し、社会医療法人生長会府中病院との統合・再編、ネットワーク化の構想を進めてきました。

高度急性期・急性期機能を集約した新病院の建設と指定管理
 泉大津市立病院と社会医療法人生長会府中病院から高度急性期・急性期機能を集約した300床の新病院「泉大津急性期メディカルセンター」を泉大津市内に建設し、その運営を指定管理者に委ねることとなりました。新病院は二次救急医療や高度・専門医療を提供し、地域の安心・安全を高める体制を強化し、また、指定管理者による安定した病院経営を目指すこととなりました。

泉大津市立病院の周産期・小児医療を社会医療法人生長会府中病院と集約化
 泉大津市立病院における周産期医療は年間約600件の分娩実績があり、泉大津市立病院の強みであり地域にとっても必要な機能でしたが、一方で、地域では出産が可能な民間病院・クリニックが医師の減少により今後少なくなる恐れがあります。そのため、機能の充実化を図るために、近隣で年間約1000件の分娩実績を誇る社会医療法人生長会府中病院と統合し、機能を集約化するとともに、大学医局との連携による医師確保を図り、地域周産期母子医療センターとして運営可能な規模を維持する。また、小児科は大阪母子医療センターとの後方連携先として、出産後に発達に問題を抱える子どもに対し、同センターと緊密な連携のもと大きな役割を果たしてきたことから、引き続き、双方の適切な役割分担を踏まえ、地域の中で必要不可欠な医療として存続させることとなりました。

回復期医療と地域包括ケアを担う府中病院との連携
 社会医療法人生長会府中病院では、周産期医療と小児医療を除く診療科において、地域で不足している回復期医療を充実させ、地域包括ケアの中心的役割を果たしていくこととなりました。
統合・再編の結果
 高水準の医療提供が可能な高度急性期病院として泉大津急性期メディカルセンターを新たに開院するとともに、現在の府中病院は回復期リハビリテーション病棟と地域包括ケア病棟を中心とした地域包括ケア拠点病院へ、泉大津市立病院は周産期・小児医療に特化した泉大津市立周産期小児医療センターへと役割を変えることとなり、それぞれが専門性を高めることとなりました。

竣工式について
【開催概要】
開催日:2024年11月2日(土)
        午前10時00分~ テープカットセレモニー
        午前11時30分~ 竣工記念式典
開催場所:泉大津急性期メディカルセンター(大阪府泉大津市我孫子97-1)

内覧会について
【開催概要】
開催期間:2024年11月3日(日)9時から12時(受付)
     ※内覧会は12時30分に終了
     ※事前予約不要
開催場所:泉大津急性期メディカルセンター(大阪府泉大津市我孫子97-1)
アクセス:JR阪和線「和泉府中駅」西口から徒歩約9分
南海本線「泉大津駅」から南海バス(父鬼線・泉大津光明池線)で「我孫子」停留所を下車徒歩約3分
※当日は泉大津駅東口、府中病院駅側玄関(北側)より無料送迎バスを随時運行します。
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