「Classic Movie Reading」では、世界で語り継がれているような名作映画を、映像や創作的な演出で朗読劇としてシリーズ化しています。
第一回目は『ローマの休日』と『自転車泥棒』を、第二回は、『風と共に去りぬ』を上演し、第三回目は、『若草物語』を上演し、新しい朗読劇のスタイルに大好評を博しました。
そして今回、シリーズ初となる邦画、小津安二郎監督の傑作『東京物語』を2025年2月に上演することが決定いたしました!

演出は、ノサカラボの代表であり、『アガサ・クリスティ作品』や『神津恭介シリーズ』など重厚なミステリー作品を多数手がけ、また、緻密な伏線を敷いたシチュエーションコメディにも巧みな手腕を発揮する演出家、野坂実が務めます。そして脚本を担当するのは、自らが主宰する演劇ユニット「劇団東京都鈴木区」にて脚本・演出を務め、近年では2.5次元舞台や朗読劇の脚本・演出のほか、TVアニメのシナリオにも携わるなど注目の劇作家・鈴木智晴が「Classic Movie Reading」に新たな息吹を吹き込みます。

キャストは、2021年に宝塚歌劇団星組を退団後、コンサート、舞台、ミュージカル、朗読劇など幅広く活躍する愛月ひかるが主演します。
さらに共演には、中尾隆聖白石珠江(劇団民藝)、斉藤レイ平田裕香広瀬登紀江馬場良馬、そして内海光司が名を連ねました。
実力派のキャストが勢揃いした『東京物語』。令和の時代に新たに蘇ります!

今回、上演決定にあたり、愛月ひかるからコメントが到着!

愛月ひかる コメント
紀子役を演じるにあたり、彼女の優しさや切なさを丁寧に表現したいと思っています。
また、家族との絆を大切にし、お客様の心に響くよう共感いただけるよう、精一杯演じたいと思います。
ぜひご期待ください!


<東京物語>
戦後日本における家族生活の変化と崩壊を描いた不朽の名作。
人生の悲哀と深淵が見事に描かれた、小津安二郎のまさに代表作である。家族同士の心の距離、血の繋がりを超えた絆や信頼、年老いた親が成長した子供たちを訪ねて親子の情愛を確認しあうという題材が、名匠・小津の手にかかるとどうなるのかを示した。
公開からおよそ60年後の2012年、英国映画協会が10年ごとに発表している「映画監督が選ぶ史上最高の映画」で第1位に選ばれた。


<あらすじ> 
時代は、戦後すぐの復興期──。
尾道のしずかな海辺に暮らす老夫婦・周吉ととみは、東京にいる子供たちの顔を見るため、二十年ぶりに上京する。
はじめは両親の突然の来訪を歓迎する子供たちだったが、下町の開業医・長男の幸一と美容院を営む長女・志げは、多忙もあり、年老いた二人に不実な態度をとってしまう。
家族に蔑ろにされ肩を落とす周吉ととみ。
それを見かねた、戦死した次男の妻・紀子はわざわざ仕事を休んでまで二人を東京観光に連れ出し、夜は小さなアパートで精一杯もてなしを施す。
血の繋がりのない義理の娘の優しさと心遣いを受けた二人は、紀子へ感謝のことばを口にする。
やがて数日が経ち、次女・京子の待つ尾道へ帰っていく周吉ととみ。
途中とみが体調を崩すも、三男・敬三の住む大阪の家に泊まり、なんとか回復。
思わぬ形で子供たち全員と触れ合う機会を持てた二人は、様々な思いはあれど、今ある幸福を噛み締め帰路につく。

「ハハキトク」
子供たちに電報が届いたのは、二人が尾道へ帰ってから間もなくのことだった。



<公演概要>
タイトル:Classic Movie Reading Vol.4「東京物語」

演出:野坂実
脚本:鈴木智晴

出演:
愛月ひかる

中尾隆聖
白石珠江(劇団民藝)
斉藤レイ
平田裕香
広瀬登紀江

馬場良馬

内海光司

公演日程:2025年2月5日(水)~9日(日)
5日(水)14:00/18:00
6日(木)14:00/18:00
7日(金)14:00/18:00
8日(土)14:00/18:00
9日(日)12:00/16:30
受付開始・ロビー開場、客席開場は開演45分前を予定しています。
上演時間は、公演時期が近づきましたら公式サイトにて発表します。

会場:三越劇場(〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店本館6階)

■チケット (全席指定・税込):前売・当日9,900円
■チケット取り扱い:後日発表いたします。

企画協力:開沼豊
主催・企画・製作:style office

公式X(旧Twitter):https://twitter.com/cmrstage
公演公式サイト:https://tokyostory-reading.com
お問合せ:stage.contact55@gmail.com


宣伝:キョードーメディアス


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