~日本全国の学生が練り上げてきた、独創的な研究アイデアの発表~

特定非営利活動法人(NPO法人)日本科学振興協会(以下 JAAS、代表理事:北原 秀治 東京女子医科大学/深澤 知憲 株式会社エマージングテクノロジーズ)は、自主研究に取り組む学生の研究アイデアを発掘・支援するプロジェクト「学生アイデアファクトリー」のファイナルプレゼンテーションを10月27日(日)に、日本科学未来館(科学技術振興機構主催 サイエンスアゴラ 2024内)にて開催し、受賞者が決定しました。




2024年の受賞者


「学生アイデアファクトリー」は、全国から集まった学部生・高専生35名がこれまで練り上げてきた自主研究アイデアの祭典です。
活動を通じた様々な交流の中で共感を深め、仲間や良きライバルと共に意欲的な経験を重ねた学生たちは、未来の科学の担い手として大いに成長することが期待されます。
今年は、2024年3月下旬~5月20日(月)までの期間でアイデアを募集し、56通の応募がありました。ファイナルプレゼンテーションには35名が参加し、その中から、厳正な審査を経て入賞した8名の学生の表彰を行いました。

審査員長総評:箕浦 真生(立教大学/副総長)
2年目を迎える学生アイデアファクトリー2024では、サマーキャンプや書類選考を経て、35名の中から選ばれた8名がファイナルプレゼンテーションの舞台に立ちました。今年の審査会は「審査員特別賞」が出るほど優劣がつけがたく、審査基準であるアイデアの魅力や独自性、熱意、さらにプレゼンテーション力など、選考は本当に拮抗しました。今日、ここに参加してくれた皆さんは、「学生アイデアファクトリー」という機会や、ここで得たつながりを最大限に活用して、今後の研究をさらに発展させていってほしいと思います。

「学生アイデアファクトリー ファイナルプレゼンテーション」受賞者のコメント
JAAS賞
為水 ひなた 2年 筑波大学 生命環境学群 生物学類
ミジンコと合成生物学を組み合わせて面白いことができないかという思いから研究を始めた。いろんな人に関わってもらい、時間をかけてブラッシュアップしてきたことが実って嬉しい。今後、生き物の力を掛け合わせる研究の礎となるような研究にしていきたい。


DIAMOND賞
太田 雅啓 2年 東京大学 工学部 精密工学科
空間に興味があり、人間の動きを空間に拡張したらどうなるか?という疑問が研究のきっかけ。賞をいただき、期待の表れとしていいプレッシャーをかけていただいた。一人から始まった研究だが、人のかかわりも研究の一端を担っているため、多くの人を絡めて進めていきたい。


PLATINUM賞
横関 悠平 3年 東京大学 工学部 化学システム工学科
もともと宇宙開発に興味があり、人間が宇宙で生きる未来のためにインフラの解決策を考えたいという想いから研究を進めた。一人で始めた研究を評価されたことは大変うれしく思う。ここから先、実際に「科学システム工学×宇宙居住」が意味を持つところまで広げていきたい。


審査員特別賞
榊原 聖瑛 2年 筑波大学 生命環境学群 生物学類
水の中の無脊椎動物と情報学的アプローチで生物を理解することを掛け合わせる研究をしたいという思いから取り掛かった。プレゼンを評価していただいたことは素直にうれしい。今後、実装していくために必要な海綿を採取できれば結果を出せると考えている。

受賞アイデアは、学生アイデアファクトリー2024のホームページ(https://si-fa.net/)で公開しております。
                                            以上
【写真】
受賞者 JAAS賞 為水さん



受賞者  DIAMOND賞 太田さん



受賞者 PLATINUM賞 横関さん



受賞者 審査員特別賞 榊原さん



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