【父娘のコラボブログ:K-POPとその周辺のお話・16】2024年10月26日、KT Zepp Yokohamaで「STAYC MOVIE CLUB in Japan」ファンコンサートが1部(昼)と2部(夜)の2回にわたり行われました。ファンコンサートとして、約1年3カ月ぶりの日本での開催。待ちに待ったファンが大勢集まり、筆者は2回とも参戦しました。会場では多くのファンが会場限定のグッズやラキドロ(ラッキードロー)、さらにCD購入特典などを手に入れていました。また、STAYCは韓国コスメブランド「troistouch」(トワタッチ)の日本アンバサダーも務めており、コンサート会場にtroistouchのブースが設置されていました。ファンデーション購入者限定で配布されたスペシャルノベルティ、クリアファイルも多くのファンの手に渡りました。筆者も、このノベルティをいただいたことはいうまでもありません。
会場限定のノベルティ
絶大な人気を誇るSTAYC
STAYCは、若い世代のファンから絶大な支持を受けており、ブラック・アイド・ピルスンという有名な作曲家コンビがプロデュースしています。彼らは過去に手掛けた“TWICE”のヒット曲である「CHEER UP」や「TT」で社会現象になるほどの人気を博しました。その後、自ら設立した事務所“HIGH UPエンターテインメント”のアーティストとして2020年にデビューしたSTAYCは、日本でも積極的に活動を展開しています。
映画をコンセプトにしたコンテンツ
今回のファンコンサートのタイトルが示すように、“STAYC MOVIE CLUB”は映画をコンセプトにしたコンテンツがたくさん用意されていました。コンサートの冒頭では、映画館でよく見かける鑑賞マナーについてSTAYCメンバーが自ら説明する映像がスクリーンに映し出されました。「全席を蹴らない」「スマートフォンは音が出ないように」といった注意事項をユーモラスに伝える内容で、観客の笑いを誘いました。
公演中には、メンバーそれぞれが映画のキャラクターに扮したVTRや、映画の名シーンを再現したパフォーマンスが披露され、観客を楽しませました。特に、映画のストーリーに沿ったライブパフォーマンスは、まるで一本の映画を観ているような感覚を与えるものでした。
スペシャルなパフォーマンスとファンへの感謝
STAYCのファンコンサートのオープニングは、今年8月にリリースされた、ダブルAサイドとなる日本オリジナル・シングル「MEOW / Cheeky Icy Thang-Japanese Ver.-」の2曲で始まるというスタートダッシュでした。日本でリリースされた「MEOW」から始まり、10曲を超えるパフォーマンスを魅せてくれました。ファンコンサートならではのゲームコーナーでは、OSTを流してその映画のタイトルを当てる「映画イントロクイズ」をしましたが、昼の部では優勝メンバーへのご褒美がHARBSのスイーツというアナウンスがあった途端、メンバー全員の目の色が変わり、まさに真剣勝負が繰り広げられました。
この映画イントロクイズでは、マンネ(最年少)のジェイが映画に詳しくて大活躍しましたが、最後逆転されて可愛そうでした。また、KPOPダンスチャレンジでは、メンバーそれぞれの似合うと似合わない曲が発表され、お客さんの拍手の大きさでどちらかを踊るという面白い企画も行われました。個人的に良かったと思ったのは、セウンが踊ったOH MY GIRLの「Dun Dun Dance」と、ジェイが踊ったKARAの「Mr.」で、会場も盛り上がっていました。
このようなゲームコーナーでは、STAYCのメンバーそれぞれの個性が分かりやすく、ファンとしては親近感があって楽しかったです。コンサート終盤では、STAYCメンバー全員が観客フロアでファンサ(ファンサービス)を惜しみなく行ってくれました。そして最後の曲はポップでキャッチーな「Stay WITH me」を日本語版で披露してくれました。
また、夜の部では近日リリースする予定の曲をほんの少しだけスポ(ネタバレ)してくれ、写真撮影もOKになったのにはファンは大喜びでした。最後には全員でのお見送り会も行われ、すべての観客がSTAYCメンバーを間近で見ることができたのはファンミーティングならではのサービスでした。
第2部アンコールでのSTAYCのパフォーマンス(筆者撮影)
今後の活動への期待
STAYCは、まもなく日本で5枚目となるダブルAサイドシングル「GPT -Japanese Ver.- / Tell Me Now」をリリースする予定です。このシングルは、ブラック・アイド・ピルスンのプロデュースにより、新しいサウンドとSTAYCのボーカル力が融合した楽曲となるそうです。ファンにとっては、音楽だけでなく、コンサートでのパフォーマンスも楽しみの一つであり、STAYCの魅力を存分に味わうことができるでしょう。
また、STAYCのユンが、新たに始まったSBSテレビ局のサバイバル番組「Starlight Boys」でガイダー(案内役)として参加することが発表されました。この番組は、アジア全域から集まったコンテスタントがグローバルな9人組ボーイズグループでのデビューを目指すというもので、ユンは若干20歳という若さで、おそらく今までボーカルトレーナーとしての経験も持ってないはずですが、番組おいては研究生を指導するという立場でどのようになるのか、とても注目を集めています。
このように、STAYCは音楽活動だけでなく、さまざまな分野での活躍が期待されており、ますます注目を集めること間違いありません。ファンにとっても、これからの活動を追いかける楽しみが増えることでしょう。STAYCのさらなる飛躍を期待しています。(はとりーぬ&らいか)
■Profile
はとりーぬ&らいか
東京都在住50半ばの父と20代前半の娘。共通の趣味が“IZ*ONE”から始まったK-POP推し活動で、月に数回の活動を通して韓国文化の流帆に務める日々。最近の注目はBABYMONSTERとQWERです。