泉大津市では、市内の妊婦を対象に出産まで毎月10kgのお米をお届けする全国初の取り組み「マタニティ応援プロジェクト」において、令和6年11月から、新たに市独自のサプライチェーンにより調達した玄米を使用することになりました。この玄米は、「特別栽培米」や「減農薬」など、栽培方法にこだわったお米で、妊婦とそのお子さまの健康増進に役立てたいという願いから実現したものです。
原料となる玄米の確保は、令和5年3月に「安全・安心な食料の安定的確保に関する構想」を策定し、市独自のサプライチェーンの構築により実現しました。これは全国でも例のない食糧の独自調達であり、マタニティ応援プロジェクトをはじめ、学校給食など本市で使用する玄米の総量を全国各地から、独自に調達するものです。
このサプライチェーンの構築にあたり、全国で本市と農業連携を行っている自治体(10月末現在8市町村と連携協定)と協力しています。本市は農業連携自治体とともに農薬や化学肥料の使用を抑えた農法を推進し、生産地と共存共生の関係を築きながら、農業の持続的な発展を消費地として支えています。
また、本プロジェクトは、東洋ライス株式会社と連携し、食を通じて妊婦の健康増進を図るため、妊娠から出産までの期間中、毎月10kgの「金芽米」を送付するものです。金芽米とは、独自の精米技術を用い、玄米の栄養価を残して精米加工されたお米です。このプロジェクトは、令和5年4月からスタートし、昨年度は653人の参加がありました。アンケートでは「子育てを応援してもらえてうれしかった。」や「栄養に気を遣うようになった」などの喜びの声、食への意識変化などの声が寄せられており、参加者の満足度も高いです。
さらに、本プロジェクトでは、市が保有する妊婦健診のデータやアンケート回答から得られたデータをもとに、本プロジェクトの検証を行い、更なる推進を目指して実施中です。


マタニティ応援プロジェクト参加者(撮影:市主催の両親教室時)

マタニティ応援プロジェクト参加者(撮影:市主催の両親教室時)

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