国立科学博物館附属自然教育園(園長:篠田謙一)において、11月9日(土)~12月27日(金)まで、企画展「草木の実<フィールドとつながる絵本原画展>」を開催しています。
自然教育園は、東京都港区に位置し、豊かな自然が残る森林緑地で、国の天然記念物にも指定されています。
今回の企画展では、「草木の実」をテーマとした絵本の原画を展示するとともに、原画に描かれた植物を、自然教育園の森で実際に観察することができます。
さらに、「草木の実」の実物や、タネの3D模型も展示し、その精緻な形を間近でじっくりと見ることができます。
“絵本原画”と“フィールド”を同じテーマでつないだ本展は、ご来場の皆様のより一層の自然への興味・理解を深めていただける内容となっています。
開催概要
草木の実<フィールドとつながる絵本原画展>
【主 催】独立行政法人国立科学博物館附属自然教育園・株式会社少年写真新聞社
【会 期】2024年11月9日(土)~12月27日(金)
【場 所】国立科学博物館附属自然教育園(港区白金台)
【開 園 時 間】9時00分~16時30分(入園は16時00分まで)
展示概要
■絵本の原画展示
絵本『旅をしたがる草木の実の知恵(盛口満 文・絵)』、『木の実のたんけん(おくやまひさし 文・絵)』、『ドングリのたんけん(おくやまひさし 文・絵)』より、自然教育園で見られる植物を中心に、原画19点を選定して展示しています。動けない植物ならではの、植物がタネを遠くへ運ぶための工夫を、美しい絵本原画で見ることができます。
■“草木の実”実物展示
風で運ばれたり、動物に食べられたりして、植物はタネを遠くへ移動させます。様々な方法で移動する「草木の実」のユニークな形態を、実物でじっくりと見ることができます。
■“草木の実”3Ⅾ模型展示
動物にくっついてはこばれる“タネ”の3D模型を展示しています。タネの精緻な仕組みを、模型で細かい部分までご覧いただけます。
体験イベントなど
■ワークシート「草木の実たんけんマップ」
展示した原画から、園内で観察できる植物を選定し、マップでご紹介しています。園内には植物の解説看板も設置しました。絵本原画を見た後で、実際に生育する植物を観察することで、自然への理解をより深めていただけることでしょう。
■参加型企画「<みんなでつくる観察記録>草木の実 こんな旅立ち見つけたよ」
参加者は、園内で様々な「草木の実」を観察し、そのタネの移動方法について、展示室でシールを貼って報告します。園内の植物は、どんなタネの移動方法が一番多いでしょうか。結果をお楽しみに!
■シードトラップ
園内に、上から落ちてくるタネを集めるためのシードトラップを設置しました。どんな種類のタネがどれだけ入ったかを観察することができます。
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