梨『ここにひとつの□がある』書影
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、梨著『ここにひとつの□(はこ)がある』を2024年11月25日(月)に発売しました。
インターネット上で数々の怪談を執筆し、『かわいそ笑』(イースト・プレス/22年8月刊)で鮮烈なデビューを果たした梨氏は、執筆活動だけではなく「この怪文書を読みましたか」「行方不明展」などの展示会を手掛けるなど活動の幅を広げています。そんな梨氏の書き下ろし最新作が、角川ホラー文庫より発売されました。新たなホラー表現を追求し続ける梨氏が「文庫」という形態だからこそ選んだテーマは、「箱」。あなたの身近にある箱が恐怖への入り口になる、日常を侵食するような8篇が収録されています。初回出荷分限定特典としてあなた自身が箱を作り出す「折箱」や、購入者全員が読める特典小説も! 現代ホラーを体現する著者が届ける、最新の恐怖をお読み逃しなく!
『ここにひとつの□がある』について
この□を持っていると、恐ろしいことが起きる。フリマアプリ、学校の放課後、叔父の葬式……。様々な場面で我々が対面する、箱。
日常に恐怖が忍び込む、連作短編集!
◆あらすじ
フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」)
「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」)
新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!
<特典一覧>
◇初回出荷分限定特典「折箱」
ひとつの箱にまつわる、とある「歌」と「遊び」に関するお話――。
◇購入者特典「箱入り娘」
ある箱を買ってしまった人に生じる、幻覚症状についての記録。
◆書誌情報
発売:2024年11月25日(月)※電子書籍同日配信
定価:770円(本体700円+税)
頁数:256頁
装画:トウナミ
装丁:坂詰佳苗
体裁:文庫版
ISBN:9784041143094
発行:株式会社KADOKAWA
初出:書き下ろし
作品情報ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/322307000512/
◆著者紹介
主にインターネットを中心に活動するホラー作家。2022年、『かわいそ笑』で書籍デビュー。「その怪文書を読みましたか」「行方不明展」といった展覧会などを手がけ、文筆だけにとどまらない幅広い活動を続けている。他の著作に、『6』『自由慄』『お前の死因にとびきりの恐怖を』がある。
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