「SCOPE MIAMI BEACH 2024」に出展。永井豪『マジンガーZ』の活版印刷作品などを展示します。


永井豪「戦え! マジンガーゴー」(edition 100)  右:紙に活版印刷 左:紙にコロタイプ印刷


集英社マンガアートヘリテージは、アメリカ・マイアミで開催される「SCOPE MIAMI BEACH 2024」(2024年12月3日~12月8日)に初出展。永井豪『マジンガーZ』の活版印刷作品、カラープリント作品を初公開します。あわせて丹青社B-OWNDとのコラボレーションにより、現代陶芸作家・古賀崇洋の新作を展示します。

『マジンガーZ』は、1972年に「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートしました。主人公が巨大ロボットに乗りこんで敵と戦う、このジャンルにおける最初期の作品です。永井豪はアニメーションとマンガの企画を同時並行で立ち上げ、これらの人気と同時にキャラクタートイが大ヒット。現在につながる巨大ロボットの作品世界とマーケットが生まれます。ここから始まった流れは、『ゲッターロボ』(1974-)、『機動戦士ガンダム』(1979-)、『新世紀エヴァンゲリオン(1995-)』へと繋がっていきます。

集英社マンガアートヘリテージは、永井豪とダイナミックプロダクションの監修のもと、この記念碑的作品のアートプリントを製作しました。


永井豪「戦え! マジンガーゴー」(部分)

金属活字を埋め込んだ亜鉛版

まず、金属活版によるプリント作品。1970年代の「週刊少年ジャンプ」の製作に用いられていた亜鉛版と金属活字による活版印刷を復活させ、コットン100%のハイクオリティペーパーにプリント。版を撮影した写真のコロタイププリントとあわせて作品化しました。




またアーカイバル・インクジェット・プリントによるカラープリント作品5点も同時に発表。原画原寸に加え、A1サイズに拡大したプリントとの2枚組になります。


古賀崇洋「頬鎧盃 究極機械魔神形」(2024) 写真 / Yuji Kimura

会場では、現代陶芸作家・古賀崇洋が『マジンガーZ』を器へと再創造した作品「頬鎧盃 究極機械魔神形」も展示。武将の頬鎧(ほおよろい)にインスパイアされた盃(さかずき)で、マスクのような形でありながら実際に使える茶器でもあります。


「SCOPE MIAMI BEACH 2024」概要
会期 2024年12月3日(火)~2024年12月8日(日)
会場 SCOPE MIAMI BEACH pavilion(801 Ocean drive Miami beach, FL33139,USA)
公式ウェブサイト https://scope-art.com/
集英社マンガアートヘリテージ ブース D23


永井豪
1945年9月6日生まれ。出身地:石川県

1967年『目明しポリ吉』(「ぼくら」掲載)でデビュー。1968年『ハレンチ学園』を「週刊少年ジャンプ」で連載開始。社会現象となる。1972年にはテレビアニメーションの企画と同時並行し『デビルマン』を「週刊少年マガジン」に、『マジンガーZ』を「週刊少年ジャンプ」に連載する。1973年には『キューティーハニー』を「週刊少年チャンピオン」で連載。ギャグ・コメディからダークファンタジー、SF、ホラーなどその作品は多岐にわたる。2024年現在も連載作品を持つ。2019年には、フランス政府から芸術文化勲章(シュヴァリエ)を授与された。

集英社マンガアートヘリテージ
https://mangaart.jp/ja

「マンガを、受け継がれていくべきアートに。」をビジョンに掲げ、2021年3月にウェブサイトをオープン。集英社初の越境ECとして、国内外にマンガのアートプリントを販売。2023年11月には、麻布台ヒルズにリアル店舗「集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリー」を開廊。尾田栄一郎『ONE PIECE』、久保帯人『BLEACH』、池田理代子『ベルサイユのばら』、田名網敬一×赤塚不二夫『TANAAMI!! AKATSUKA!!』などの作品を取り扱う。ブロックチェーンNFTと連携する販売証明書を発行。所有する作品に応じて、会員サイトでオリジナルコンテンツを閲覧できる。
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