若手V系バンドが多数出演するライブハウス、渋谷REX。ブッキングマネージャーの橋本さんに、人気ジャンルの傾向や、8月29日と30日に行われるイベント「stylish wave EXPERIENCE~夜明け前の殺陣~」について伺いました。

 

――渋谷REXは若手を積極的に取り上げているライブハウスという印象があります。今年で何年目ですか?

橋本:まだ2年半くらいで、今年の11月で3周年になります。

――あの場所は元は映画館でしたよね。

橋本: 今どきあのくらい天井の高い場所は少ないので、いい場所ですよね。
僕も自分自身でバンドを4年前くらいまでやっていて、当時から自分でイベントを切っていたので、「ヴィジュアル系に特化したライブハウスを作る」という話を貰って、自分でお手伝いができることがあれば、とブッキングマネージャーをさせてもらうことになったんです。

――ヴィジュアル系に特化するということで、他にもこだわりはあったんですか?

橋本:照明ですね。レーザーは常駐で4機出してます。ライブハウス規模でレーザーを入れるって当時は中々無かったので。ヴィジュアル系は照明、音響ふくめてステージだと思うので、そこで「すげえ」と思われるものを作りたいなと考えていました。レーザー初めて出したときはバンドも興奮してくれますね(笑)。

――出演バンドの傾向はありますか。

橋本:どちらかといえば「キラキラ系」と呼ばれる感じのバンドが多いですね。
自分がバンドをやっていた時は、「お客さんに笑顔になってほしい」というところがあったんですよ。お客さんの心に届くようなメッセージを伝えるというか。
そういう気持ちでバンドをやっていたんで、キラキラ系が好きというか。

――キラキラ系の魅力ってなんだと思いますか?

橋本:メッセージ性は強いというか、「伝える」ということが一番に来ていて、お客さんと一緒に楽しむというバンドが多いと思います。
それにメロディやパフォーマンスがとっつきやすいというのもあると思います。
キラキラ系は距離が近いので「憧れ」よりはバンドと一緒に上がって行きたいという感じなのかな。「応援して一緒にワンマンライブを成功させたい!」みたいな。