令和7年1月26日(日)には愛知県豊橋市中央図書館で記念フォーラムも
令和7年の大河ドラマの主人公である蔦屋重三郎(1750~1797)と言えば、教科書でもおなじみの喜多川歌麿や東洲斎写楽といった才能ある絵師を発掘し、吉原や歌舞伎界とのコラボした今までにない広報戦略で作品を売り込み、江戸の出版界を席巻した人物です。
展示スペース
豊橋市中央図書館が開催する今回の資料展は、蔦屋重三郎とゆかりの人々が出版した黄表紙(絵入の小説)などの出版物から、蔦屋重三郎の生涯を紹介します。
吉原細見(個人蔵)
蔦屋重三郎が独占的に出版した吉原のガイドブックです。
御江戸往来泰平楽
往来物と呼ばれる江戸時代の寺子屋の教科書です。流行りの小説のように爆発的に売れることはありませんでしたが、長く売れ続ける商品として蔦屋の経営を支えました。
蔦屋重三郎だけでなく、重三郎のライバルであった鱗形屋など他の版元が出版した本も紹介します。
三升増鱗祖
重三郎のライバル鱗形屋が出版した、源頼朝と北条政子が江戸時代によみがえって江戸の商品PRをするという物語です。
また、図書館所蔵『羽田八幡宮文庫旧蔵資料』(愛知県指定文化財)などの東三河の貴重資料から、蔦屋重三郎が生きた時代の東三河の人々の読書熱(本を求める人々の熱意)に迫ります。
解体新書(図書館蔵)
須原屋市兵衛が出版した杉田玄白による西洋医学翻訳書の元祖というべきものです。
金々先生栄花夢(図書館蔵)
教科書などにも登場する恋川春町の傑作です。
また、記念イベントとして、専門家を招いた記念フォーラムを開催します。
講師は蔦屋重三郎に関する著作を多く発表されている第一人者鈴木俊幸氏と、長年愛知県内における江戸時代の出版文化を研究されてきた塩村耕氏です。フォーラムでは、江戸と三河・尾張の出版競争、出版協力の様子を解説していただきます。
◆記念フォーラム 蔦屋重三郎と東三河の読書熱
・日時:令和7年1月26日(日)14:00~16:30
・講師:鈴木俊幸さん(中央大学教授)・塩村耕さん(名古屋大学名誉教授)
・会場:中央図書館3階集会室
・定員:80人(抽選)
・申込期間:12/14(土)~1/10(金)
・申込方法:イベント予約システム、もしくは来館、電話(中央図書館:0532-31-3131)でお申し込みください。
・抽選結果発表:1/15(水) ※落選者のみ連絡
詳しくはこちら豊橋市中央図書館のホームページをご覧ください
https://www.library.toyohashi.aichi.jp/facility/chuou/information/2024/12/post-442.html
展示 一角纂考
展示 羽田八幡宮文庫書函
図書館資料展「蔦屋重三郎と東三河の読書熱」
・開催期間:令和6年12月14日(土)~ 令和7年2月2日(日)
・会 場:豊橋市中央図書館 2階展示コーナー
・開催時間:(平日) 9:30~19:00、(土日祝)9:30~17:00
・休 館 日 :毎週月曜日 ※1/13(月・祝)は開館 年末年始(12/29~1/3)
12/27(金)・1/14(火)・1/24(金)
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