アイドル×ラップグループ
5:lyrical school
さて、次は音楽性でもくくってみましょう。ラップ×アイドルなグループ、まずはリリスクこと「lyrical school」。もう、ライブの楽しさという点では間違いのなさすぎる存在になっています。6人が6人の色をしっかり持っていて、それが全部すごく明るくてキラキラした色なんですよね。
今回見ていて痛感したのが、amiさんの存在がリリスクにとって本当に大きいこと。ちょうどいいバランサーというか、上空を漂う高音部でも地面を揺らす低音部でもなく、音楽性を豊かにする中音部のような存在だと感じました。
もちろん、6人が誰ひとり欠けても今のリリスクではないことも確か。卒業したerikaさんやmarikoさんに負けず劣らずの個性が出せるってなかなかいないですもの。去年のTIFで電撃加入したMinanさん、加入1年おめでとうございます!
6:ライムベリー
もうひとつのラップ×アイドルが「ライムベリー」。リリスクとともにT-Paletteレコード所属であり、ラップをメインウェポンに戦うアイドルでありながら、スタンスが全然違うんです。
完全に流派が異なってきているというか、リリスクがともかくパーティーなRIP SLYME的としたら、ライムベリーは楽しくも鋭いキミドリのよう。清純派美少女のYUKAちゃんが脱退してしまったことも影響してか、ものすごくソリッドなグループになったように思います(個人的にはYUKAちゃんの脱退は心から惜しいですが…)。
初日のENJOY STUDIUMとSMILE GARDENのステージふたつを連続で見ましたが、ライブのラストにやってくる『R.O.D.』で観客を酸欠寸前に追い込むような展開は激ヤバです。ロッテルダムテクノのような高速ビートで崩壊寸前までダンス&ジャンプ!日本国内のアイドルシーンのみならず、海外でも通用するスタイルを身に着けつつあるのかも・・・。