Sarino:僕は元々お芝居が好きで小劇場に足を運んでいたりしたんですけど、実際に自分が板の上に立って演じている時に、Metalさんからはいつも「演じるな」と言われるんですよね。「演じてる」という時点でもうダメだと言われ、「奥が深いな」と思いました。そこで初めて(演技の)扉が開いたなと感じたので、まだまだ全然勉強中です。

Lida:以前別の劇団の公演にアクション要員で立たせてもらったことはあるんですけど、面白かったんですけど、その時は緊張感に耐えれなくて、音楽を演るステージとお芝居の舞台の本番の緊張感は全く違う質のものだと感じました。

NINJAMAN JAPANの場合はみんなのキャラクターありきで台本を作ってくれるので、やりやすいし、面白いですね。

――Metalさんは、逆にミュージシャンとしてライブハウスのステージに立つという経験はNINJAMAN JAPANが初ですか?

Metal:高校の時の学園祭のコピーバンド、あとは劇団でやってた前座くらいですね。

――バンドとしてライブハウスで演奏することと、お芝居の違いは感じますか?

Metal:基本は一緒だと思うんですけど。音楽というものを作る経験が少ないので、びっくりするくらい借りてきた猫状態になりますね。ちっちゃくなると思います(笑)。最近は大きくなる術を少しずつ手に入れてますけど、(演技の時と)逆転するんですよね。「お前さっきまで偉そうにしてたのに~」って顔してますからね、みんな(笑)。

――そして8月27日に新曲『忍の戦士 ニンジャマン』がリリースされます。この曲はある意味原点回帰というか、王道の特撮ソングっぽさを狙ってきたなと感じました。

 


Daishi:今回の曲は新しいテーマソングになるようなものをみんなで作ろうという話になりました。やっぱりバンドの看板になるような曲を書くって結構なプレッシャーでして、ねえ皆さん?

このメンバーになって、これが最後のメンバーだと信じて新しいテーマを作りたくて。プロデュースに岡野ハジメさんがついてくださったんですけど、Lidaさんのデモ曲と僕のデモ曲の良いところ取りの合作になったんですよ。2つ合わさったら最強かな?と。

Lida:あとは俺らがこれを再現できるようにしないとね。責任が…(笑)。

Dewey:ドラムも難しいんですけど、やりがいのある曲ですし、ぜひ、これからドラマーを目指す子もテクニックを真似できる曲に仕上がってると思うので。

Daishi:言うねえ(笑)。

Sarino:それはDeweyができてるって前提だよね?

Dewey:う、うう…(笑)。