アトラクション内には「National」と書かれた電球が…。
この実在の企業である松下電器との物語ですが、実は細かくよく見ると、この物語を裏付ける様々なものが、このインディのアトラクション内の中に置かれているのです。
先ほどご紹介したこの博士の机がある場所の少し手前、進行方向左側には、物置の様なスペースがあります。ほとんどの方があまり気にしない場所で、さらにここはファストパスで乗車すると、この場所は通らない位置。
ちょっと気が付きにくいこの場所にはなにやら無造作に置かれた電球の様なものが…。これ、近づいてよく見ると「National(ナショナル)」の文字が書かれています。
これは、ご存知のとおり、パナソニックの前身である松下電器産業が、パナソニックのブランドが登場する以前に名乗っていた旧製品ブランド名。現在はこの名称の製品は製造されていませんが、電設器具等を中心に使用されていたものです。
これは、同アトラクションのスポンサーがパナソニックだと知り、なおかつ先程の机の上の新聞記事で、同社から物資がここに運ばれた事を知り、さらにここに置かれている電球の存在に気がつき、電球がNational製だと知る…という過程を経ないと、その背景と意味がなかなかわかりにくいという細かさなのです。
また、このアトラクションのライドの乗り場周辺には「National」のロゴが入った無線機の様な機械も置かれています。こうした細かなこだわりはさすがですね。人気のこのアトラクションは待ち時間も長くなることが多いですが、次回行かれた時はこうしたこだわりのプロップス(小物)もぜひ探してみてくださいね。